UNGL海外研修「チャレンジ in サイパン」報告


■言葉の壁を越えて気持ちを伝えることの大切さ
経済学部2回生 西田 響(にしだ・ひびき)
これまで私はUNGLの国内研修に参加したことはありましたが、海外研修は『チャレンジ in サイパン』が初めてでした。約1週間にわたり異文化に触れ、それらを理解すると同時に、多くの経験と知識を得ました。UNGLプログラムは、リーダーシップを学ぶためのものですが、個人的には、それ以外の気づきや学びも沢山あったと感じています。
 今回の研修の一番の学びは、大切なのは伝える気持ちだということです。サイパンは英語圏ですが、私は英語が大の苦手でした。最初の1〜2日は聞き取ることも話すことも全くできませんでしたが、そのうちに相手の話しを少しづつ理解できるようになり、会話も増えました。そして、ホームステイ先のホストファミリーや、現地の小中学校での授業で子供達と関わっていくうち、「もっと話したい」「もっと言ってることを理解したい」と強く思うようになりました。
それからは伝わらないことを恐れずにどんどん話せるようになり、サイパンの人たちに様ざまなことを教わりました。言葉の壁を越えて気持ちを伝えることがいかに大切かということです。帰国してからも、以前なら海外の方に道を尋ねられたら逃げていた私ですが、決して逃げることなく自然に道案内できました。この時、私は自分の確実な成長に気づき、とても大きな充実感を得ました。
 

■「伝えること」の大事さを学んだ
経済学部3回生 東田 尚己(ひがしだ・なおき)
私がサイパンで学んだことは「伝えること」の大事さです。現地ではホストファミリーと生活を共にし、また、自分の担当学校で何度か授業をしなければならないので、英語を話す機会はとても多かったです。英語がまったく得意でない私は、最初のうち翻訳アプリなどを使って会話をしていました。事前に作成した授業計画では日本の文化を子供たちに教えることにしていましたが、それを英語で説明するのは大変でした。
しかし、何度も英語で話し掛け、必死に身体を使って表現を工夫していると子供たちにも何かが伝わったのでしょう。そのうちに私の話に興味を持ってくれ、目を輝かせながら楽しんでくれるようになりました。また、ホストファミリーとの会話も、言いたいことを1度英文に書いてみたりすることで、かなり正確に伝えられるようになりました。
 このような10日間を通じ、一生懸命に伝えようとすれば相手はきっと判ってくれることに気づきました。そして、もう少し英語が話せれば、ホストファミリーや子供たちともっと多くのことが話し合えたのにと感じました。サイパンは本当に暖かい人たちがいる国です。英語を学びたいと思っている人、英会話を学ぶ切っ掛けが欲しい人は、是非この研修に参加してください。それでは、God Breath!