[就職]企業訪問レポート(工場見学)-株式会社 陽和-


3月12日(月)にフッ素樹脂加工メーカーの「株式会社 陽和」様を企業訪問(工場見学)させていただきました。
今回、工場見学に参加したのは、現代ビジネス学部5名の先生とキャリア支援室職員。

株式会社 陽和は、北九州市を代表するフッ素樹脂加工メーカー。
フッ素樹脂よりも「テフロン」の方を耳にする機会が多いと思います。
フッ素樹脂は、熱に強く水をはじく撥水性を持つため、食材とフライパンが直接接触することがないので焦げ付かなくなるという特長があります。フッ素樹脂をコーティングしたフライパンをテフロン加工といいますが、「テフロン」はフッ素樹脂の商品名。

このフッ素樹脂というニッチな素材の「成形・切削・溶着」の3つの技術を組み合わせて、「高品質」「高機能」「独創的」な製品を生み出しているのが株式会社陽和です。

ゴムパッキン生産からスタートした事業は、現在、フッ素樹脂の加工を武器に半導体や医療、食品メーカー、そして宇宙・航空業界にも製品を供給し、成長を続けています。株式会社陽和の「柔らかいものを切断する特殊技術」は、国内大手メーカーに留まらず、海外メーカーからも絶大な信頼を集め、「陽和が無ければ、世界の半導体業界の構造が崩れる」といわれるほど。

株式会社陽和は、北九州市から「オンリーワン企業」のほか、「ワークライフバランス賞」なども受賞。
社長が掲げる「社員満足度向上」は、「分かりやすい業務管理」と「クリーンな職場環境」、そして充実した「福利厚生」にも表れ、その成果は離職率19年連続ゼロに裏打ちされています。

見学に参加した先生は、「北九州市にこんな高い技術を持った会社があることに感動した!ぜひ、本学学生にも伝えたい」と感想を語ってくれました。

【記事:日浦英樹(大学職員)】