テレビなどで報道されている通り、国内で麻疹(はしか)が感染拡大しています。
8日までの全国の感染者は119名に達し、福岡県内でも複数の患者が確認されています。
麻疹は極めて感染力が強い疾患で、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症すると言われています。
<麻疹の症状は?>
麻疹を発症した場合、下記のような経過で症状があらわれます。
①発熱(38℃前後)、咳、鼻汁、眼の充血
②発熱後2~3日後、口の中に白い斑点が出現
③一旦熱が下がり始め、再び高熱(多くは39℃以上)となる。
高熱と共に、首の後ろから顔面にかけて赤い発疹が生じ、だんだんと全身に広がる。
④発疹出現後、発熱が3~4日間続いてから解熱し、だんだんと症状が回復する。
発疹は黒ずんだ色素沈着となり、しばらく残る。
<麻疹と診断されたら・・・>
登校せず、速やかに大学に電話連絡して下さい。
<流行に備えて>
ワクチン接種による予防が重要です。多くの大学生は2回の予防接種をすませ、免疫を有していると考えられますが、もし未実施の場合は、医療機関でのワクチン接種を推奨します。
麻疹の潜伏期間は10~12日です。ゴールデンウィーク中の人の移動により、今後感染が拡大する可能性がありますので、注意して下さい。