共生社会フォーラムin福岡に参加しました!


■「共生社会」

福島ゼミ2年の遠藤です。今回、福島ゼミ生の遠藤、徳永、新井、衛藤は、2018年11月7日(水)、8日(木)にJR九州ホール(JR博多駅9階)で開催された共生社会フォーラムin福岡に2日間にわたり参加して参りました。
私は「学ぶことは視野を広げること」と考えています。今回のフォーラムを通じて、新たな知識を得ただけではなく全く別の見方、視点があることを学びました。参加者は、福祉職に従事されている方々と福祉に関心を持つ学生などで、ファシリテーターは厚生労働省受託事業 「共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業」実行委員会ワーキンググループ委員を務めるアサダワタル氏がご担当なさいました。また、このフォーラムを知ったきっかけは、NHK教育テレビ「障害者情報バラエティー~バリバラ」(大阪制作)のご意見番、脳性麻痺の玉木幸則氏からのご案内でした。同番組と福島ゼミは2015年には共同で「仕事体験企画番組」を制作、2016年には「タキシーマ・ウエディング」で「バリアフリーファッションショー」に出演するなど深いご縁があります。

みんなで描いたアートメッセージ。

 

■「障がいとは何か」「障がい者とは何か」

「障がい」について自由に発言し、深く考えました。

2日目のグループワークでは、「障害者とは何か」「障害とは何か」をテーマにディスカッションを重ねました。障害者とはどのような人のことを言うのか。私は、「体の一部が正常に機能していない人が障害者である」と考えていました。しかし、この考え方では、目が悪くコンタクトや眼鏡をかけている人も、体の一部である目が正常に機能していないわけですから障害者とみなすことにもなってしまいます。また、生きていく上で障害がある人を障害者とすると定義したとしても、そもそも人生において全く障害がない人などいるのかという疑問が湧いてきます。「障害者」という言葉の定義ひとつとっても、よくよく考えてみるとかなり曖昧なのだと気付かされました。ほかにも障害を理由に、線引きをした方がよいのか、あるいは、しない方が良いのかといったことをテーマに議論したり、福祉職に従事している方から「仕事で楽しいと感じる瞬間」「辛いと思う瞬間」を聞いたりしました。

中央が玉木幸則氏 右端から福島ゼミの衛藤、遠藤、徳永、新井

正直、初めは福祉についてあまり関心がなかったのですが、今回のフォーラムに参加して興味が湧いてきました。自分と全く違う環境にいる人の意見はやはりおもしろいものです。今後も積極的に情報収集を重ね、このようなフォーラムや勉強会には積極的に参加していきたいと思います。(福島ゼミ2年 遠藤廉)