「大学SDGs ACTION! AWARDS 2019」で福島ゼミがスタディ・ツアー賞を受賞


右:衛藤羽篤、中央:遠藤廉

■朝日新聞主催「大学SDGs ACTION! AWARDS 2019」で福島ゼミがスタディ・ツアー賞を受賞
学外コンテストも3回目。福島ゼミの快進撃は続きます。福島ゼミが受賞したスタディ・ツアー<瀬戸内町×JAL>賞は、奄美大島の瀬戸内町にある障がい者と健常者が共に安心・安全に楽しめるマリンスポーツ総合施設を体験できるというもの。「すべての障がい者がワクワクする新体験の実現」を目指す福島ゼミとしては、実践的で非常に価値のある賞をいただきました。

■国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて。

仕事体験企画では、障がい者がイラストレーターに挑戦。

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、地球環境や気候変動に配慮しながら、持続可能な暮らしや社会を営むために世界各国の政府や自治体、非政府組織、非営利団体だけではなく、民間企業や個人が掲げる共通した目標のことを指します。「誰一人、取り残さない」(No one will be left behind.)をスローガンに、「貧困の根絶」「不平等の是正」など17の目標と、各目標を実現するために169のターゲットが設定されています。

「タキシーマ・ウエディング」

福島ゼミでは2014年に障害者の独立を支援する仕事体験企画「オ!シゴト・バリ体験」、2016年には車いすの新郎のために開発した、上がタキシード、下が袴の婚礼衣装「タキシーマ」(実用新案取得)、2017年にはクラウドファンディングの資金で昇降式電動車いす「ペガサス」を製作し、車いすの新郎と花嫁が並んでバージンロードを歩ける「タキシーマ・ウエディング」を展開。そして、2018年、昇降式電動車いすを使った車いすユーザーのための海外旅行「ペガサス・ボヤージュ」を開発しました。
「大学SDGs ACTION! AWARDS2019」では、この継続的取り組みが評価されました。

しっかりと思いを伝える遠藤

■応募総数80チーム、ファイナリスト12チーム、受賞チームは6チーム。
コンテストは2019年2月20日に東京有楽町ホールで開催されました。今回のプレゼンターは不動の衛藤と、JATAでグランプリを獲得した遠藤の2名。徳永と新井は一次審査のエントリー動画で登場しました。難関の一次審査を突破できたのは2人の功績によるところが大きいです。是非、動画をご覧ください。

 

「ペガサス」に乗りながらプレゼンする衛藤

■九国大福島ゼミの軌跡。

 

 

 

(観光ビジネスコース教授 福島規子)