地域防災リーダー育成プロジェクトが平成30年度福岡県防災賞を受賞


今回の知事賞は5団体が受賞

このたび本学の地域防災リーダー育成プロジェクトが、平成30年度福岡県防災賞(知事表彰)を授与されました。この賞は、県民による自主的な防災活動の充実・発展を目的にしたもので、平成17年度に創設されて以来、幅広い取組みや活動事例の中から特に優れたものが選ばれています。表彰式は3月16日に福岡市で開催された「地域防災シンポジウム」の冒頭に行われ、プロジェクトを代表して学生リーダーの高橋李央さん(経済学部)が県知事から賞状を受け取りました。

地域防災リーダー育成プロジェクトは、平成29年10月、それまでのUNGL(西日本学生リーダーズスクール)での防災活動を引き継ぐ形で立ち上げられました。現在のメンバーは11名で、単に防災士資格の取得だけでなく、卒業するまでに具体アクションを起こすことをミッションとしたプロジェクトです。ここまでの主な活動内容は以下のとおりです。

小川知事と高橋さん

・あそぼう祭in北九州での「ダンスで正解! ちびっこ防災クイズ」(2019.1)
・市民センターでの高齢者向け防災啓発/貫 (2018.8)・尾倉(2018.9)・田の浦(2018.11)
・マンションでの自主防災組織の立上げサポート (2018.8~)
・地域防災シンポジウムの開催 (2018.11)

 

今後、高齢者向け防災啓発やちびっこ防災クイズについては、対象範囲を徐々に拡大しながら継続していきます。また、新メンバーを中心に「留学生用防災マニュアル」「障害者向け防災ハンドブック」の作成に取組む予定です。全員で対応するものとして、第2回の地域防災シンポジウムの企画・開催のほか、外部の依頼による各種ボランティア活動にも積極的に関わっていきたいと考えています。

西川学長を囲んでの受賞報告会

さらに、3月26日には西川学長を囲んで受賞報告会が開かれました。席上、井上惇くん(法学部)とともに次の学生リーダーとなった江藤傑人くん(法学部)が、まず今回の受賞経緯とプロジェクトの現状について説明し、次いで個々のメンバーが自身の活動内容を報告しました。西川学長からは「防災活動を通じていっそうの地域貢献を!」との激励を受け、みな思いを新たにした次第です。
(現代ビジネス学部教授 村上真理/プロジェクト顧問)