[法学部] 対馬実習を行いました(花松ゼミ)


法学部・花松ゼミ(3年生)14名が、2021年10月22日から24日まで長崎県対馬市で2泊3日のゼミ実習を行いました。

花松ゼミの研究テーマ「地域社会の持続可能性」をフィールドワークで深めるため、国境離島で過疎化先進地である対馬の現状と課題を学びました。過疎地や限界集落とよばれる地域の深刻な現状を目の当たりにしながらも、地域のためのがんばっておられる多くの方々からお話を伺い、地域の未来や自分自身の将来を考えるうえで大きな刺激を受けていました。

Play Station「Ghost of Tsushima」のヒットを武器に日本人向け観光政策を進める市役所職員やボランティア観光ガイドを務める地域住民の方々、国境を跨いで流れて着く海洋漂着ゴミ問題とたたかう地元団体の方々、主力産業である漁業の再生や地域資源を活かしたビジネスによる地域づくりを盛り上げる移住者の方々、シカ・イノシシのジビエ料理によって「獣害」を「獣財」に変えるレストラン店長、廃校を活用した地産地消レストランで地域コミュニティ再生を図る株式会社のみなさんなど、たくさんの方々にお話を伺うことが出来ました。なお、この実習の学びの成果は年末のゼミ対抗プレゼン大会で発表し、見事優勝しました!

対馬の最北端では、例年の実習で対馬からそのままフェリーで渡る韓国・釜山をきれいに眺めることができました。コロナ禍で気軽に海外に行けないからこそ、学生たちも感慨深い思いだったようです。

全員が出発前にPCR検査を受けたり、道中の食事で互いの距離を取るなど、コロナ禍のなかで気を遣うことも多かったですが、大学を離れて旅の時間をともにすることで学生同士の距離が(おそらく教員と学生の距離も!)グッと近づいたようです。

<法学部TV>による花松ゼミ紹介動画はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=gSgVxuC820A

【作成者 花松 泰倫(法学部准教授)】