最近大学生の間で流行っている「イッキ飲み」による急性アルコール中毒で、思いがけない死亡事故が起きています。
なぜ、「イッキ飲み」が怖いのでしょうか。酔うということは、脳が麻痺していることです。普通のペースで飲んでいる場合、ひどく飲んでも眠気がおそってそれ以上飲めなくなるのが普通です。
しかし、「イッキ飲み」の場合、飲んですぐには血中濃度が高くないため「まだ飲める、まだ飲める」と飲んでいると、あっという間に血中アルコール濃度が上昇して、泥酔を通り越し昏睡状態になり、呼吸麻痺により死に至ることがあります。
飲んだアルコールは、体内で有害なアセドアルデヒドになり、それがアルデヒド脱水素酵素に酸化され無害な酢酸塩となり炭酸ガス・水として排泄されます。しかし、このアルデヒド脱水素酵素が遺伝的に欠如している人がいます。
日本人の約44%の人が、酒に「弱い」体質といわれています。酒に「弱い」体質の人たちが、「イッキ飲み」をすることは命にかかわることがあります。まして、無理やり「イッキ飲み」を強要することは殺人行為になりかねません。
酒を強要した人が、告訴・告発されていることを知っていますか?
しかし、酒に「強い」体質と判定された人の方が、過信し飲み過ぎによる急性アルコール中毒を起こしやすい、危ない族ともいえます。他人に迷惑をかけない酒の飲み方をしましょう。
(もちろん、アルコールは二十歳過ぎてから・・です。)
保健室では、アルデヒド脱水素酵素が欠如している「酒を飲めない体質」を判定する「アルコールパッチテスト」(簡単なアルコールの体質判定法)を行っています。エタノールを皮膚のやわらかいところに貼って約7~17分後に反応をみる検査です。ぜひ、気軽に検査においでください。
★ イッキ飲みを強要された時は、勇気を持って断りましょう。★