私は、自由で柔軟な発想のもとで、新しいことに果敢に挑戦することが何よりも好きです。九州国際大学法学部では、全教員が一丸となって、一人でも多くの学生のみなさんに「この大学の法学部に来たことで、ほかの大学では経験できないことを経験できた。そして、4年間で信じられないほど大きく成長できた」と思ってもらえるよう、様々なプログラムを実施していきます。
法学部とは、法律学を勉強する学部です。しかし、本学部が提供する教育プログラムは、単に教室で法律学の講義を聞くだけの勉強ではありません。講義で学ぶ「法的思考能力」にくわえて、いろんな意味の「実践力」を身につけられるよう、本学部では、新たなコースを2009年度から導入します。これらのコースで学ぶことによって、社会一般で必要とされる能力を身につけられるだけでなく、法学部を志望する皆さんの多くが希望する公務員や様々な資格にも直結するのです。
一つは、警察官や自治体・行政職員を目指すための「リスクマネジメント・コース」です。リスクマネジメント、すなわち危機管理の方法を学ぶことは、これからの公務員一人一人にとって非常に重要なことです。法学部では、実社会で豊かな経験を積んだ危機管理の専門家を多く招き、学生の皆さんが自分で考え、行動し、問題を解決できる力を身につけられるカリキュラムを用意します。
二つめは、資格取得を支援する「不動産管理コース」です。「宅地建物取引主任者」「マンション管理士」といった資格は、法律学と密接に関係があるうえ、大量生産・大量消費の社会から、限られた資源を大切に使っていく社会へと移行するに従って、重要度がますます高まる分野です。これらのコースも2009年度から開始されています。
ところで、上にあげた公務員や資格などは、実は、「地域密着型」の職業です。法律学を勉強することは、意外に思われるかもしれませんが、地域との関わりが非常に大切になるのです。そこで、本学部では、私を中心に、数年前から近くの祇園町商店街の中で、授業やゼミ、カフェ「九国茶屋」の運営などを行ってきました。こうした活動を通して、地域の問題を発見し、問題を解決しようという姿勢が身につくとともに、地域密着の重要性を身体全体で学び、感じ取ることができます。
さらには、本学部では、「上級生が下級生をサポートする活動」にも重点を置いています。大学は先生から知識を学ぶ場だけではありません。学生の皆さんが相互に学ぶことも大学の大きな特徴でもあるのです。みなさんが法学部で楽しく豊かな4年間を過ごせるように、同級生同士、先輩と後輩、学生と教員、学生と地域の人々、といった多くの人たちとの人間関係や信頼の絆を深め、一人一人が安心して自分の目標を見つけ、挑戦できる環境を作っていきたいと考えています。