本ブログの投稿者として登録されて早数ヶ月。数人の学生から「ブログ書かないんですか...」と聞かれることもあり、「え?ブログ更新してるよ」と答えるものの、どうやら大学のブログを指しているらしく、「頑張ります」と答えてさらに数週間。プレッシャーを感じつつも、ようやく遅ればせながらのエントリーとなりました。
最初なので簡単に自己紹介を。九国大の国際関係学部で国際協力やNGOなどについて講義・研究をしています。もともとNGOのスタッフとして(大学院生と二足の草鞋で)お給料を頂きながら働いていました。無給時期を入れると10年以上もNGOに関わっています...ということは、もちろん今もNGOのスタッフでもあり(もちろん無給ですが)、福岡を中心として全国・世界のNGOの皆さんをはじめ、さまざまな国際協力に関わる方々と一緒に活動をしています。
このブログのなかでは、大学の内外での主にNGO・市民をベースとした国際協力の話を中心にご紹介がてら、書いていこうと思います。更新頻度は多くないかもしれませんが...。
記念すべき(?)1回目に何を書こうか...と考えていたのですが、もう既に3週間近くも前のこととなってしまいましたが、今月5日に本学で行われたイベントについて紹介します。
10月に新たな日本の国際協力機関としてスタートした
JICA(国際協力機構)の
九州国際センターが九国大の隣にあります。講義も含め、いろいろと大変お世話になっています。そのJICAの事業のひとつに「青年研修事業」があります。これは
ODA(政府開発援助)のひとつである技術協力事業のなかのひとつであり、途上国の若者を日本に招き、それぞれの分野における知識や技術を学ぶ研修を通して、途上国の国づくりを担う人材を育成するというものです。
今回、九国大で行われたイベントは、この青年研修事業でバングラデシュから北九州に環境問題への取り組みについて学びにやってきた皆さんが、約2週間の研修の総決算としてプログラムレポート報告を行うというものでした。事業そのものは、青年海外協力協会北九州支部が受託されて行ったもので、同支部の代表を務めるのが僕の4年のゼミ生であるということもあり(彼自身はパキスタンに協力隊員として派遣されていました)、開催することになりました。この報告会では、僕の授業(NGO論・国際協力実践論)や関連授業を履修している学生だけではなく、研修生のホームステイなどを受け入れた地元の皆さんなどにもご参加いただきました。

研修生の皆さんはバングラデシュで環境行政に関わっている若手行政官の皆さんでもあり、2週間の間、北九州市などの行政機関や環境問題に取り組む企業、またNPOなどで見聞きし、学んだ様々なことを短い時間に簡潔にまとめて発表してくれました。

発表を聞きながら研修生の皆さんが熱心にこの2週間という短い時間ながら充実して過ごし学んできたのだということを改めて感じます。同時に、北九州・福岡で生活する僕たちにとっては自分たちは知らないながらも様々なアクターの活動や政策によって、環境問題を自然と考え、また取り組むことができる場所があるのだと感じます。
国際協力というのは、確かに何かしらの問題を具体的に解決するために取り組み、成果を生み出すことが求められます。その一方で、それぞれがそこに関わる一人の人間としてともに関係を育むのと同時に、相手国・地域や人々の姿や環境を通じて、自分のことを考える重要な場所にもなります。研修生の皆さんの発表などから改めて自分たちの国や地域を見直す良いきっかけになりましたね。何人かの学生から、日本人がすごく褒められていることにこそばゆい気持ちになった...という話を聞きましたが、嬉しいだけではなく背筋が伸びる気持ちもしますよね。
さて、このあと研修生の皆さんと学生との間のディスカッションや交流会なども行われたのですが、長くなってきましたので、項を改めてお伝えすることにしましょう。
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