8月に入り、大学は定期試験に突入しました。
昔のような、濡れた答案用紙が提出されることはありません。特別サービスで、25度に設定された教室ですから(文部科学省は28度にせよと言ってます)、額から汗がポタポタ落ちることはないですね。でも、出来ばえの程はというと、昔も今もそんなに変わりはないようです・・・・・ム?
さて、北九州に本社を置く(株)安川電機、JR黒崎駅のホームから見えるのは・・・・YASKAWA・・・・なんかおかしくありません?似た例が、ミツカンです。MIZKANって書いてません?おかしいでしょう!どこかの校長先生なら「けしからん!」と言って怒るのではないでしょうか。
まだあります。発音は"キャノン"ですが表記は「キヤノン」です。同じく、発音は"シャチハタ"なのに表記は「シヤチハタ」です。
名前の何故?を特集した本が出ています。朝日新聞 be編集グループ『社名・商品名検定 キミの名は』(朝日新書、2008年)です。120の社名、商品名の所以(ゆえん)を紹介しています。
なんとなく、どうでもいいけれど、意外と、知らない話。
・・・
「『会社四季報』などの社名索引で、『ミ』の欄を見てみよう。『三菱』が頭につく会社がずらりと並ぶ。商事、地所・・・・・。多くは旧財閥の三菱グループ系企業だが、その中に、グループと全く無関係の会社がある。それが三菱鉛筆だ。
1887(明治20)年、東京で眞崎(まさき)鉛筆製造所として創業。1901年、国産初の量産型鉛筆3種を逓信省(現・日本郵政)に納入することに成功した。それを記念して1903年、『3種』の鉛筆や創業家の家紋『三鱗(みつうろこ)』を表す意味で、『三菱』のロゴマークを商標登録した。
三菱グループによると、グループ内での『三菱』の商標登録は14(大正3)年。公式な『名乗り』は、三菱鉛筆の方が先だった、ということになる。でも、鉛筆という商品での競合がなかったためか、その名を巡るトラブルはなかったようだ」(82ページ)。
・・・
多くの社名には、ストーリー、物語があります。そのひとつ、なぜゼブラ、シマウマなのか。
・・・
「創業者の石川徳松が『石川ペン先製作所』を設立したのは、1897(明治30)年。独創で鋼製のペン先を開発することに成功した。当時は、筆記具が筆からペンへと移る時期にあたっていた。他の商品との差別化が必要、そのためにも商標が大事と悟り、その名を考えたのは、1914(大正3)年のことだった。
もともと動物が好きだった。さらに社名は英語の名にした方が、斬新で、新しい筆記具であるペンにふさわしいと思った。そこで英語の辞書をひいた。ただし日本の書物風に右から開いた。だから、アルファベット最後の文字『Z』から見ることになる。最初に目についたのが『ZEBRA(シマウマ)』だった」(224ページ)。
・・・
なんかユーモラスです。ネーミングは、どうも科学的な根拠にあるというよりも、人間的で偶然的な状況のなかで思いつかれたもののようです。しかし、社名が残るのは会社が残っているからであり、扱っている商品が顧客満足を得ているからです。商品力がなければ会社の名前も廃れます。
ところで商品名、カルピス、その語源を知っていますか?
・・・
「1902(明治35)年、大阪の寺で生まれた青年が、中国に渡った。後にカルピスを創業する三島海雲(かいうん)だ。貿易商を営みつつ、日露戦争向けの軍馬も調達した。あるとき、モンゴルを旅した。遊牧民たちはカメに乳をためていた。乳酸菌の発酵でできた酸っぱい飲み物だった。ふるまわれて驚いた。うまいし、胃腸の調子がよくなった。崩していた体調が元に戻った。
帰国後、『酸乳』の研究を始める。研究着手から4年たったあるとき偶然、脱脂乳を乳酸菌で発酵させたものに砂糖を入れ、1,2日放置すると、とても飲みやすい味になっていた。1919(大正8)年、カルシウムも加えて製品化した。仏教に造詣が深かったため、カルシウムの『カル』と。サンスクリット語で、よい味を意味する『サルピス』を合わせて名づけた。『初恋の味』のキャッチフレーズは、知人に『甘酸っぱさが初恋の心に似ている』と言われ、採用した」(22ページ)。
・・・
ご存知でしょうか?カルピスに似ているモンゴルの飲み物、馬乳酒です。三島青年が飲んだのは、この馬乳酒ではないか、とひそかに思っています。とても美味しいからです。
アルコール度数は3%程度ですが、すごく飲みやすく美味しいのでグイグイいきます。ただしご注意を、飲みすぎると「初恋の味」が「失恋の味」に変わります。
間違いありません。すでに証明済みです。
http://www.kiu.ac.jp/mt/mt-tb.cgi/1876
COMMENTS
コメントを投稿