熱中症は夏に起こるものと思われがちですが、今の時期でも体が暑さに慣れておらず、
急激な気温上昇によって熱中症になることがあります。
気温の急な上昇が予想される日や「前日との気温の差」に注意を払うようにして下さい。
また、朝晩の寒暖の差が、自律神経を狂わせ、体力を奪う原因になります。睡眠や食事などに気を配り、
生活リズムを整えて熱中症を予防しましょう。
<日常生活での注意事項>
①暑さを避ける(換気、日陰、日傘、帽子等)
②服装の工夫
汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服を着る。
また、襟元はなるべき緩めて、熱気や汗が出て行きやすいように通気する。
③ しっかり睡眠をとる。
④ こまめに水分を補給する。
運動前には予め、水分を補給しましょう。
たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや塩あめなどで水分とともに塩分も補給する。
④ 急に暑くなる日に気をつける。暑さに体を徐々に慣らす。
人間が上手に発汗できるようになるには、暑さへの慣れが必要です。
暑い環境下の運動や作業を始めてから3~4日経つと、汗をかくための自律神経の反応が早くなり、
体温上昇を防ぐのが上手になります。更に3~4週間経つと、汗に無駄な塩分を出さないようにするホルモンが
分泌されるようになり、適応力が増します。こうした暑さに対する身体の適応は気候の変化より遅れて起こるので、
暑くなり始めや急に暑くなった日などは注意が必要です。
⑤ 体調を考慮して行動する。
熱中症の発生は、その日の体調が影響します。前の晩にお酒を飲みすぎたり、朝食を抜いた状態で暑い所に
行くのは避けて下さい。また、風邪で発熱していたり、下痢症状がある人なども熱中症をおこしやすいので、
その日の体調を考えて行動して下さい。
熱中症になった時の対応等、詳しくは下記HPを参考にして下さい。
■環境省 熱中症予防情報サイト http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php
■総務省 消防庁 http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html