九州国際大学で「物流講座」の開設 ~ 次世代の物流産業を担う人材育成に向けて ~


◎10月9日(水)3時限、九州運輸局様による「物流講座」が開催されました。

◇概要

・物流講座では、現代ビジネス学部(2・3年生)と経済学部(4年生)の学生110名に対し、九州運輸局環境・物流課の樋口課長より、「物流産業の現状と物流政策」に関する講義をして頂きました。

◇内容

・最初に、最近増加している電子商取引(Eコマース市場)などを例に、わかりやすい図を示して解説して頂きました。また、消費者の購買スタイルの変化が物流業界に与えている影響や、物流が国民生活のライフラインとして位置付けられていることを教えて頂き、「物流業界」が抱える課題として、深刻な人手不足や相対的に労働生産性が低いこと等を挙げ、持続可能な物流を実現するため、九州運輸局としてモーダルシフトや貨客混載などの物流効率化の取り組みを進めていることを、九州内で実現した具体例を挙げ説明されました。

◇学生アンケートより(九州運輸局より提供)

・受講した学生のアンケートによると、物流は、「生活に直接関わらない」「あって当たり前」「ただ物を運ぶ仕事」といったイメージがあったようですが、講義後は、「コンビニ等の便利さは物流が支えている。」「宅配便の再配達問題の対策が必要だ。」などと、イメージが変わった事を感じさせる感想がありました。また、「将来性のある重要な業種だ。」「AI等の時代で自分の得意なところを活かせるところだ。」など、物流産業への就職に前向きな感想も多くありました。

(以上、「国際物流論」担当:男澤智治)