高大連携


本学では、北九州・八幡を中心とする近隣地域の高等学校等の教育機関と連携し、北九州地域活性化と教育の質的向上を目標に、様々なふれあいと学習の機会を提供する高大連携事業に取り組んでいます。
高大教育連携の受講生に対しては、次の目標を掲げています。
1.地元の高校生が、地元の大学で学び地元で就職すること、すなわち地域活性化を促進する。
2.高校生に大学の教室で、大学教員と協力学生と共に学ぶことは「質の高い教育」の提供を受けることとなるため、生徒の学習意欲の向上が図られ、また、大学における教育力の向上にも寄与できる。
3.高校での学びの意義について深く考えるきっかけづくりとして、活用することができる。

 

【2024年度連携事例のご紹介】

■福岡県立中間高等学校

 

テーマ:グループ・ディスカッション講座

近年、大学入試や企業の採用試験でも行われるようになっているグループ・ディスカッションの講座を行った。本講座は主に「レクチャー」「ディスカッションの実践」「振り返り」の構成で行っている。

今回は全3回の第1回であるため、レクチャーでは、グループ・ディスカッションの基本的な考え方と議論の進め方について説明をした。その後、「高校の最後の大会で3選手のうち誰を選ぶか」というテーマと制限時間を設定してディスカッションを行った。その後の振り返りを行った。

グループ・ディスカッションが入試などでも使われる理由の一つは、論理的思考に加えて、大学での学びや社会での仕事の現場において求められる他者と協働する姿勢やグループのマネジメント能力を観察することができるからである。本講座は、特に振り返りまでしっかり行うことで、回数を重ねながら、力をつけていくことを目指している。

【講師:現代ビジネス学部地域経済学科 教授 山本雄三】

 

■福岡県立門司大翔館高校

 

テーマ:SDGsの意義

「Sports×SDGs」~スポーツができること~をテーマに事例紹介を中心に行った。

自分自身の得意な事、好きなこと、いつものこと、あたりまえのことなど身近なところにも、持続可能な開発目標に取り組めることはたくさんあるはず。

一人ひとりが自分事として「気づいて、広げて、繋げる」アクションへのきっかけになってほしい。

【講師:現代ビジネス学部地域経済学科 准教授 木下温子】