令和５年3月21日（祝）、九州国際大学平野記念館（アリーナ）において「第71回卒業証書・学位記授与式」が挙行されました。
櫻井学長式辞（抜粋）
みなさんは、二年生になってから、突然、遠隔授業を受けざるを得なくなり、三年生では遠隔と対面の交互そして併用された授業環境に置かれ、かなり戸惑われたと思います。
そうした中で、授業受講後に、友人と語らいながら授業内容を振り返って、あらたな気づきを得るとともに、そうした語らいの中で、友人との結びつきを実感するといった大学の対面授業のだいご味を経験できたのかを心配しておりました。
ウクライナへの軍事侵攻、そして経済的には物価高、記録的な円安など、これまで予測できなかった事態がつぎつぎと起こり、当たり前に過ごしてきた日々の生活が、実はかけがえのない幸せであり、大切な一日だったことに気づいた一年間でした。
どうか、本日、このよき日に、みなさんを支えてくださったご両親、まわりの方へ、こころからの感謝をささげ、これから一日、一日を大切に生きるという覚悟のもと、社会に、未来に、羽ばたいてください。わたくしたち教職員も、みなさんのおかげで教育者としての使命をまっとうできたと思います。みなさんに「ありがとうございました」の言葉を添えて、学長の式辞とさせていただきます。
【記事：日浦英樹（広報スタッフ）】