■モニターは矢野剛教(やの・まさたか)さん
2018年12月22日(土)鹿児島中央駅でモニターにご応募くださった矢野剛教さんにお会いしました。笑顔が素敵な矢野さんは先天性脳性麻痺で上肢も少し不自由な、鹿児島県在住の車いすユーザーです。打ち合わせに行った徳永と衛藤は、矢野さんの気さくなお人柄に一安心。矢野さんはスキューバダイビングやパラグライダーなどに果敢に挑戦なさっているアクティブな方ですが、イギリスへの留学経験もあり、初めて海外に行くメンバーにとっては頼もしい限りです。
■矢野さん、初めて昇降式電動車いすに乗る。
最初は、177㎝の目線になると聞いて「怖いかも」とつぶやいていた矢野さんでしたが、昇降するスピードがゆっくりだったせいか学生と目線が合う頃には満面の笑顔で「この高さで人と話をするのは、生まれて初めて。感動する!」と一言。ゼミ生からも笑顔がこぼれます。
「凄い!」「楽しい!」と興奮気味の矢野さんと駅ビル内をウィンドウショッピング。ハンガーにかけられた洒落たジャケットに手を伸ばして生地の手触りを確かめたり、健常者の目線の高さにディプレイされた時計を眺めたりと矢野さんにとってはひとつひとつが新鮮な体験だったようです。
オーストラリアシドニーでは、昇降式電動車いす「ペガサス」とけん引式車いす補助装置「JINRIKI」を駆使して、車いすユーザーの視点を交えた現地調査を行ってきます。
モニター・ツアーまで残すところ60日となりましたが、事業費は目標金額まであと少し。ご支援のほどよろしくお願いします。
(観光ビジネスコース教授 福島規子)
■車いすユーザーのための海外旅行「ペガサス・ボヤージュ」モニターツアーご支援のお願い