共創・MaaS実証プロジェクト


九州国際大学と直方市の連携による「共創・MaaS実証プロジェクト」始動!

 

地域課題の解決を目指して
少子高齢化や人口減少に伴う路線バスの利用者減少を起因とする運行本数の削減や路線廃止などの影響により、交通空白地域の拡大が深刻化しています。

九州国際大学では、直方市が主導する「共創・MaaS実証プロジェクト」に参画し、直方市が運行するコミュニティバスにおいてICTを活用したデータ収集と分析を行うことで、効率的な交通ルートやダイヤの再編を検討します。併せて、人口分布や高齢化率、経済動向を総合的に調査研究することを通じて、地域住民の移動に関する課題を解決し、持続可能な交通ネットワークの構築を目指した提案をします。

共創・Maas実証プロジェクト詳細:地域交通共創モデル実証プロジェクト

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本実証プロジェクトの特徴
直方市が抱える地域交通の課題に応えるため、九州国際大学が多様なステークホルダーと連携する本プロジェクトの特徴は次のとおり。
・地域住民の移動データ収集と分析

ICTを活用してOD(Origin-Destination)調査を実施し、地域住民の移動実態を調査。

・地域経済データとの融合分析

商業施設の購買データや社会経済動向を交通データと統合し、課題解決を目指す。

・持続可能な交通ルートの設計

収集したデータをもとに効率的な運行ルートとダイヤを設計し、交通サービスの維持性の向上と改善を目指す。

 

MaaSを持続可能にするための今後の活用モデル
本プロジェクトでは、地域交通におけるMaaS(Mobility as a Service)の実装を進めるとともに、持続可能なモデルを確保するため、以下のポイントに重点を置いています。

(1)多様な交通手段の統合
路線バス、コミュニティバス、タクシーの連携により、利便性の高い交通ネットワークの構築を目指します。

(2)地域特化型のデータ活用
地域ごとの特徴に基づき、取得したデータを活用してカスタマイズした解決策を提案します。

(3)住民参加型の交通計画
データ分析結果をもとに、地域公共交通協議会との対話を重視し、地域のニーズを反映した交通計画の策定を目指します。

(4)人材育成とノウハウの継承
大学や研究機関の専門家による指導のもと、自治体職員や事業者へのノウハウの継承を行い、持続可能な交通運営を支援します。