[SDGs] ぼうさい紙芝居の読み聞かせ会を開催 / 地域防災リーダー育成プロジェクト


令和4年3月20日(日)の午後、黒崎サテライトキャンパスで、ベトナム人親子を対象にした「ぼうさい紙芝居の読み聞かせ会」が開催されました。

参加者は北九州市在住のベトナム人親子15名(子ども8名・親7名)で、北九州ベトナム人協会のタ・ミン・トゥー理事長の呼びかけにより実現したものです。
主催は地域防災リーダー育成プロジェクト(以下、防災PJ)で、今回は現代ビジネス学部2年の古賀大雅くん、ドー・トゥ・タオさん、松原直希くんの3人と、PJ顧問の村上教授(現代ビジネス学部)が対応しました。

当日のメニューは、➀防災紙芝居の読み聞かせ、➁地震を想定した避難訓練、➂お菓子を詰めた防災ポシェットの作成、そして残り時間で父兄との意見交換を行いました。
防災PJでは防災絵本を通じた「共助意識の啓発」に取組んでいますが、今回はその前段として同内容の紙芝居を作成し、先行的に読み聞かせを実演しました。紙芝居にはベトナム語版と日本語版を用意し、参加者の様子を確かめながら使い分けています。


避難訓練では、スマートホンの緊急地震速報を受け、机の下に入って身を伏せる初期対応を繰り返し行いました。また、防災ポシェットについては、以前に防災PJが『一般社団法人おいしい防災塾』の指導を受けたことがあり、ここではそのアイディアをお借りしました。

今回はコロナ禍のため、参加者を少数に限定しての開催となりましたが、防災PJとしては、この方式による実施に手ごたえを感じました。
学生メンバーの古賀くんは「読み聞かせ時の抑揚や、子ども達の反応ぶりについてとても参考になった。今後、大学近隣の幼稚園や保育園を巡回し、絵本の読み聞かせを通じた共助意識の啓発に努めたい」と語っています。
【文責:防災PJ顧問 村上真理】