2021年12月23日(木)、法学部2年生の必修科目である「法律学基礎セミナー」で
プレゼン大会が実施されました。
「法律学基礎セミナー」とは20名程度の少人数ゼミで、法学または政治学の基礎的な知
識を身につけることを目的としています。授業では、法学・政治学分野における重要な
テーマに関する共通の文献を読み、レジュメにまとめ、論点ごとにディスカッションを
行い、レポートを作成しています。そして、1年間の学びの総括として、ゼミ対抗のプ
レゼン大会を実施しています。2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点
から、ゼミごとに動画を作成してもらい、遠隔(オンデマンド)で行ったため、対面で
の大会実施は2年ぶりとなります。
2021年度は主に以下のテーマで発表が行われました。
・「女性と民主主義―本当に『平等』な民主主義を作ろう」
・「わが国における同性婚の導入について」
・「ワクチン義務化の是非について」
・「いじめ加害者は刑法41条で守られるべきか」
・「候補者男女均等法について」
・「死刑制度と多数決」
九国大法学部では1年生から3年生までプレゼン大会を実施していますが、2020年度にプレ
ゼン大会が中止になった2年生にとっては今回が初めての大会です。準備段階では不安の声
も一部聞かれましたが、大会本番では、どのゼミ発表もセミナーの内容をうまく展開させて
おり、学んだことがしっかり身についていると感じました。また、各発表に対する質疑応答
も、予定された時間では足りなくなるほど積極的に手が挙がり、大盛況でした。
3年生では、それぞれの興味関心に応じて学生自身が専門ゼミを選択することになります。
どのゼミでも2年ゼミで学んだことは活きてくるはずなので、自ら学ぶ気持ちを大切に頑張
ってもらいたいと思います。
作成者:阿部 理香(法学部助教)