法務局で実際の仕事を見学(資格取得コース)


今回紹介する資格取得コースの取り組みは、法務局見学(昨年度は7月末に実施)です!

法務局見学では、毎年、福岡法務局北九州支局にお世話になっています。通常の業務をされている中、法務局の仕事の説明をしていただき、その後、実際の仕事風景を見学させてもらいます。

例えば、不動産登記業務。土地や建物などの不動産が誰の所有なのかなどを登録(専門用語で登記といいます)して、その情報を記録・公開するとても大切なお仕事です。また、供託という、支払わなければいけないお金があるのに相手が受け取らない・相手が分からない場合などに、国にお金を預ける制度があります。法務局にお金を預けておく(供託する)と、相手に支払ったのと同じ効果を得られます。普段の生活ではあまり馴染みはないかもしれませんが、トラブルを防ぐための重要な方法なのです。その他にも、戸籍や国籍、人権擁護に関する業務など幅広い仕事内容を紹介してもらいました。

登記も供託も実際に法律の授業で学ぶ知識ですが、現場で見学し、実際に業務に当たっている方々からのお話を聞くと、学生のみなさんも新たな発見があり、刺激を受けた様子です。毎年ご協力いただいている、福岡法務局北九州支局のみなさま、ありがとうございます。

 

法学部准教授 菅尾暁