公務員志望者にチーム作り研修を実施(法学部リスクマネジメントコース)


法学部開講科目「社会実習1」で、公務員志望の1年生に対してチーム作り研修を行いました。

この研修は、15人前後のグループに分かれて、森の中でファシリテータ(指導員)から与えられた課題を協力しながら解決するというものです。学生からの評判も非常に高く、毎年「この研修で仲間ができた」「とても楽しく勉強できた」という声を多く聞きます。

さて、これを読まれたあなたは「公務員志望の学生にチーム作り研修?」と、疑問に思われるかもしれませんが、このような研修を実施しているのには理由があります。

九国大法学部の公務員志望者は、多くが北九州市、福岡市、福岡県警、東京都(主に東京消防庁、警視庁)を受験します。

これらの組織は、東京都であれば職員数約170000名、一番小規模の北九州市でも約6300名の大組織です。入職後は、否が応でもチームで協力して仕事をすることが求められます。また、公務員試験に合格する学生の多くは、仲間と切磋琢磨しながら受験勉強をしています。

そこで、入学したばかりの1年生に対して、公務員として就職した後に必要な力を知ってもらうとともに、4年間、切磋琢磨しながら勉強する仲間を作るための研修を実施しているのです。

次回の研修は普通救命講習です。法学部リスクマネジメントコース3年生が、北九州市消防局の救急隊員から指導を受けながら救命講習を行います。

作成者 藤野  博行(法学部 助教)