令和３年１月１０日（日）、北九州市メディアドームにて開催されました「令和３年北九州市成人式」におきまして、本学在籍の現代ビジネス学部地域経済学科２年次の佐野真望さんが「新成人代表挨拶」を行いました。
実際に佐野さんが述べられた感謝の言葉は以下のとおりです。
本日は、私たちのために、このような盛大な式典を開催していただき、まことにありがとうございます。９，８４７人の仲間たちが、今日、無事成人式を迎えることができました。北橋市長をはじめご臨席の皆様、心より感謝申し上げます。成人式を迎えた今、みなさんは20年間を振り返り、何を感じますか。私が今感じることは今までに私に出逢ってくださった多くの方々への感謝の気持ちです。特に両親に対してはとても感謝しています。２０年間、両親にはたくさん迷惑をかけてきましたが、大学に入学し、今、様々な活動にチャレンジできていることも、この場に立てることもいつも側でサポートしてくれる両親の存在があったからだと思います。私は２０年間の中で学んだこと、そしてこれからも大切にしたいことが３つあります。
１つ目は感謝する気持ちです。私のアルバイト先や所属している学生団体など、私の周りには沢山の「ありがとう」が溢れています。今回、ご協賛いただいているココ•メルシーさんの店名には『ここの地域にありがとう』という意味が込められているそうです。私も些細なことでもありがとうを大切にする大人になりたいです。
２つ目は多くの出逢いからなるご縁や繋がりです。２０年間の中で沢山の出逢いがありました。出逢ったタイミングはばらばらでも、今、私と関わってくださる方々とのご縁や繋がり、そしてこれからの人生における多くの出逢いは私にとって財産であり、大切にしていきたいと強く感じます。
３つ目は正解を求めることより、自分自身の選択を正解に導くことです。私は、「正しい選択肢」を初めから選ぼうとすることよりも、自らで選択し、それを自分の納得するものにするために全力で努力することの方が重要であると考えます。今後も選択を迫られる場面に多く直面すると思いますが、私は自分の直感を信じ、選択し、それを正解にするために全力で取り組みながら自分の人生を切り拓いていきたいです。
私は以上の３つを大切にし、新しい出逢いから可能性を広げ続け、輝きと芯のある大人になりたいです。そのために、２０歳になった今、今年のテーマにもあるように再び飛び立ち、知識や経験を積みながら今を一生懸命に生き、想いをカタチにし続ける人でいたいと思います。そして将来、今蓄積している知識や経験を活かし、大好きな北九州市に貢献できる仕事をしたいです。
本日の成人式の開催に向け、昨年の７月から半年間、私たち新成人式実行委員は試行錯誤をしながら、メディアドーム、オンラインでの式典参加どちらにおいても北九州市の新成人全員にとって楽しんでいただき、良い思い出として残る成人式にするために全力で活動してきました。このような状況であるからこそ、今この場でみなさんと成人式を迎えられていることは本当にありがたいことである反面、この日を楽しみに待ちながら、新型コロナウイルスの影響で、対面でこの場に参加できない友人がいることを私たちは忘れてはならないと思います。そして、成人式をオンラインやメディアドームという形での開催により、参加方法を自ら選び、多くの新成人とこの時間を共有できていることは今までにない新しい可能性だと感じます。しかし、成人式が開催できたうえで、今は何より、私たち新成人も大人の自覚として、感染対策を他人事ではなく、自分のこととして捉え、自分のため、大切な人のため感染しない、感染させないという意識を持つことが大切だと思います。その１歩として成人式後に同窓会やクラス会を開催する方、参加する方は今一度、感情だけに流されず今後の感染拡大防止のために延期・中止・時間短縮等考えていただきたいです。私は今、成人式を開催できていることに感謝し、この成人式を良いものとして残すため、そして、今まで支えてくださった大切な人の命を守るためにも、クラス会・同窓会は開催中止・参加しない決断をしました。一瞬の情の我慢をすることで、成人式をよい思い出として残すことができると思います。これは、成人を迎えた私たち１人１人の行動次第で今日から２週間後の状況を変えることができると思います。
最後になりましたが、一緒にここまで駆け抜けてくれた新成人実行委員のメンバー、そして、全力で支えてくださった実行委員の方々に感謝すると共に、この成人式に携わってくださった皆様にお礼し、新成人感謝のことばとさせていただきます。
令和３年１月１０日 新成人代表 佐野 真望
以下リンク（YouTube）より、佐野さんの新成人代表挨拶を視聴することができますので是非ご覧ください！
（佐野さんは26分30秒頃に登場します。）