[サラクル] 未来へつなぐランドセル 〜福岡発、学生がつくる感動リユースイベント〜「ランドセルランド」


2025年5月23日、地域連携センター事務室は、福岡市でいま話題の中古ランドセルのリユースイベント「ランドセルランド プロジェクト」を継承するため、九州産業大学を訪れました。

このプロジェクトは、役目を終えた中古ランドセルを、必要とする家庭に無償で譲渡するもので、リサイクルの枠を超えた、子どもたちの体験型イベントとしても注目を集めています。

ランドセルを受け取った子どもたちは、背負ったまま通学路を模したゲームにチャレンジし、協賛企業による仕事体験ブースにも参加。まるでひとつの冒険のように、楽しみながらゴールを目指す工夫を凝らしたそうです(参加費無料)。子どもたちはイベントを通じて、物の大切さや働くことの意味を自然と学べる、素敵な仕掛けが満載です。

このプロジェクトは、九州産業大学造形短期大学部とNPO法人「次世代のチカラFUKUOKA」が共同で企画・運営しており、2024年で3年目を迎えました。寄附されたランドセルは、状態が良いものが多く、福岡市内の保護者からも「本当にありがたい」と高評価。今や地域を巻き込んだ大きな取り組みとなっています。

プロジェクトリーダー・森下准教授は、「学生たちは協賛企業へのプレゼンテーションや、来場者の行動を想像してイベントをつくる過程を通じて、大きな創造力を発揮していることがとても意義深く、この取り組みは、ぜひ北九州市の大学でも展開してほしい」と熱く語ってくださったのが印象的でした。

行政や企業、メディアも注目する「ランドセルランド プロジェクト」。
その熱を、次は私たちの地元・北九州市へ。九州国際大学の学生プロジェクトチーム「サラクル」でも、この素晴らしい活動を継承し、新しい形で広げていきたいと思います。

未来を担う子どもたちのために、そして地域をつなぐ力となるために。

【記事:日浦英樹(地域連携センター事務室)】