5月31日、北九州市小倉南区の横代地区で恒例の『よこしろ防災チャレンジ』が開催されました。この取組みは横代校区の児童生徒が様ざまなプログラム体験を通じ「自分の命は自分で守る」という意識を醸成するもので、今回が11回目となります。このうち小学校の体育館には小学5年生と中学1年生が集まり、小学校が避難所になった場合の図上訓練(避難所運営ゲーム:HUG)に取り組みました。
▲複数のチームごとにHUGを実施▲
本学からは、現代ビジネス学部地域経済学科3回生の小野佑斗くんと花田雄賀くんが駆け付け、この訓練をサポートしました。2人は本学のKIU防災塾(旧称:地域防災リーダー育成プロジェクト)のメンバーで、昨年に続いての参加です。訓練の要点を踏まえた問いを児童生徒に投げかけ、気づきや学びを促していました。また、今年度から本学教員となった現代ビジネス学部の村岡治道准教授も、前任校での防災活動の経験を活かしたアドバイスを随所で提供しました。
▲図上でポイントを説明する花田君▲
終了後、花田君は「小中学生の自由で柔軟な発想に驚かされる場面が多く、自分にはない視点に学ぶことが多くありました。地域の方や関係団体が一体となって防災に取り組む姿勢が印象に残りました」と話しています。また、小野君によると「避難所での生活が楽しくなるよう、別の家族同士が円形になって同じ暖を取るように配置したり等、ユニークなストーリーを考える生徒がいました。避難所生活では安全に不備なく生活できることを目指しますが、不安を忘れられるような環境作りも大切だと気づかされました」とのことです。両君ともお疲れさまでした。
▲中央が小野君、その右隣が花田君、右端が村岡准教授▲
(文責:現代ビジネス学部長 村上真理)