2025年11月1日(土)、イオンモール八幡東で「ランドセルランドin北九州」が開催されました。
今回の会場は、3階フロアに「譲渡エリア」「寄付エリア」「アクティビティエリア」を設け、朝10時の開場と同時に、多くの来場者でにぎわいました。
特に譲渡エリア前は、入場整理券を求める長蛇の列。親子連れの笑顔と期待が入り混じる光景に、会場全体が温かい空気に包まれました。
◼️譲渡エリア
今回ご用意したリユース・ランドセルは130個。
午前中だけで半数近くが新しい持ち主のもとへ渡りました。熊本から足を運ばれたというお母様は、「今年最後の企画だと聞いて、北九州市までやってきました。綺麗なランドセルが多く、お目当てのものに出会えました」と嬉しそうに話してくださいました。
また、4人のお子さんを連れたご家族も印象的でした。「上の二人は小学生なので、今日は三男と末っ子の分をもらいに来ました。この企画は物価高の今、本当にありがたいです」と笑顔を見せ、最後にはお母さんから握手を求められ、スタッフの胸にも温かな余韻が残りました。
ランドセルの引き渡しは、銀杏カラーの譲渡ボックスに梱包してお渡し。
自分の体ほどの大きさのボックスを抱えて大事そうに帰る子どもたちの姿、中にはボックスに頬ずりするキッズもいて、微笑ましい光景が広がりました。
さらに今回は、北九州市内の廃プラスチックを再生してつくられた「プラリーボックス」もお渡ししました。漆黒に輝くその引き出しを手にした子どもたちは、「カッコいい!」と目を輝かせ、所有する喜びを全身で表現していました。ご協賛いただいた西原商事ホールディングス株式会社の皆さまに、心より御礼申し上げます。
◼️寄付エリア
午後には、寄付エリアにランドセルをお持ち込みいただく方々が続々と来場。
学生スタッフがエプロン姿で清掃・リペアを行う様子に足を止め、「ランドセルの修理方法を教えてください」「どんな洗剤を使うといいんですか?」と声をかけてくださる来場者も多く見られました。「革専用の補修ペンキがあるなら、家でもやってみます」「次回は長男のランドセルを持ってくるので、リペアの仕方を教えてください」といった言葉から、次につながる温かな交流が生まれました。
◼️アクティビティエリア
アクティビティエリアでは、松井ゼミによるストラックアウトが大人気。ぬいぐるみを投げて的を狙うシンプルな遊びに、子どもたちの歓声が響き渡りました。松井ゼミの明るい声かけと盛り上げが相まって、笑顔の絶えない時間が続きました。
お引き渡し数、来場者数、そしてお持ち込みいただいた寄付数などの詳細は、後日大学ブログにて報告予定です。
学生プロジェクトチーム「サラクル」は、今回の経験をもとに来年の開催へ向けて準備を進めています。
ランドセルに込められた「思い出」と「想い」が、新しい春へとつながっていく。
ご協力くださったすべての皆さまに、心から感謝申し上げます。
【記事:日浦英樹/地域連携センター】





