今年度のリスクマネジメント実習2の防災地域づくりグループでは、ゲームの手法を使って幅広く防災の意識を高めていく方法を考えることをテーマに活動しています。
活動報告第3弾となる今回は、ゲスト講師として熊本学園大学の黒木邦弘先生を招いて実施した「災害時避難行動要支援者視点体験ゲーム」の様子をご紹介します。
(これまでの活動はこちら:第1弾:https://www.kiu.ac.jp/2025/07/19/post-41878/
第2弾:https://www.kiu.ac.jp/2025/10/09/post-43080/)

「災害時避難行動要支援者視点体験ゲーム」は、災害時の避難に手助けが必要な方の避難計画を作成するなかで、熊本県の社会福祉法人リデルライトホームが開発したゲームです。
参加者は、要介護や心身の障害、難病などの状況にある方々になりきって、ゲームを進めていきます。

ゲームのカギを握るのは、さまざまな人、物、場所などが書かれた「社会資源カード」です。このカードを集めたり、交換したりして、ゲームを進めていきます。

ゲームが進んでいくなかで、どのような社会資源を持っているかによって「幸せ度数」が上下します。
さまざまな社会資源を活用し、幸せ度数を高めて、それぞれの目標を達成することができるでしょうか。

ゲーム終了後には、黒木先生から熊本地震の際に熊本学園大学で開設した避難所の運営の様子についてお話を聞かせていただきました。
大学生が避難所の運営に奮闘する様子に、学生たちもたいへん刺激を受けている様子でした。
ゲームを通して、避難の際に手助けが必要な人たちのことをリアルに感じることができました。さらに、熊本地震の経験について、大変貴重なお話を聞かせていただくことができました。
作成者 法学部 髙嵜 浩平(助教)


