「防衛の矛、連携の盾」八幡東に響いた“緊迫の一日”—九州国際大学で防犯訓練を実施-テロ対策パートナーシップ-


令和7年11月26日(水)、九州国際大学にて、重要な防犯訓練が実施されました。

本学が加盟する「八幡東警察署テロ対策パートナーシップ推進会議」(テロパ)において、八幡東警察署の主導により、関係機関・団体、そして大学教職員が三位一体となって「不審者(刃物使用)対処訓練」を行いました。

今回の訓練テーマは「不審者(刃物使用)対処訓練」。
第1部では、近年のテロ情勢や刃物使用事件に関する講義が行われ、官民連携による危機管理意識が一段と高揚しました。

第2部では、大学に不満を抱く被疑者が来訪し、職員や学生に危害を加えるという緊迫の想定訓練を実施。
事務室や廊下で負傷者が発生する中、職員は110番通報、負傷者への応急手当、学生の迅速な避難誘導など、初動対応を寸分違わず進めました。その後、現場に急行した八幡東署員が大学に到着し、教職員と連携してキャンパス内のクリアリング(掃討)を完遂。訓練は無事終了しました。

今回の訓練は、緊急時における迅速果断な対応力を磨き、学内の安全体制をより強固なものとするための重要な取り組みです。地域社会・警察・教育機関が三位一体となって安全を守る仕組みは、安心を守る「心強い盾」となることを学びました。

【記事:日浦英樹(大学事務スタッフ)】