リスクマネジメント実習2では、昨年度から八幡東区の大蔵地区で活動しています。今回は、大蔵市民センターで月に一回開催されている「おおくらっ子」(小学生が参加する土曜学級)の企画運営を大学生が担当しました。
子どもたちが市民センターにやってくる前に、地域の方たちと学生で、今日の昼食の準備をします。お昼ご飯のメニューは、みんなで10月に収穫したサツマイモをつかった「石垣まんじゅう」(サツマイモ入りの蒸し饅頭)と「ピザ」です。「釣りが趣味なので、刺身なら作ることができるんだけど、野菜ははじめてで緊張する」と、ぎこちない手つきで切っていきます。


子どもたちが集まったら、大学生のお兄さん・お姉さんたちが自己紹介です。「今日はいっぱい遊ぼうね!」という声に、子どもたちからは「やったー!」と期待の声。和室いっぱいに笑顔が広がって、これからの時間がもっと楽しみになります。

次は外へGO!大学生が考えた遊びで、広い芝生を駆け回ります。鬼ごっこやボール遊びで、みんな汗だく。「もう一回やろう!」「次は絶対勝つ!」と、子どもたちの元気な声が響きます。疲れ知らずの子どもたちに、若い大学生もヘトヘトです。

遊んだ後はお腹がペコペコ。今度はピザづくりにチャレンジです。地域の方と大学生が用意した生地に、子どもたちが好きな具材をトッピング。「チーズたっぷりにしよう!」、「ソーセージもいっぱい!」、「玉ねぎはいらな~い」と、真剣な表情で作業する子どもたち。自分だけのオリジナルピザが完成する瞬間はドキドキです。

オーブンから出てきたピザは、香ばしい匂いがたまりません!
「わぁ~!おいしそう!」「早く食べたい!」と歓声があがります。自分で作ったピザは、やっぱり特別な味。

完成したピザと石垣まんじゅうを囲んで、みんなでいただきます!
「チーズとろとろ!」「めっちゃおいしい!」「わたしの掘った芋はどれ?」と、あちこちから笑顔と声が聞こえてきます。市民センターの方も一緒に、楽しい食事の時間。こういう時間って、本当に幸せです。

土曜学級が終わった後も、「まだ遊びたい!」という子どもたちの声に応えて、大学生がもうひと踏ん張り。「あと10分だけね!」と言われても、「もっともっと!」と元気いっぱい。公園で走り回る姿に、今日一日の楽しさがぎゅっと詰まっています。今回の「おおくらっ子」は、食と遊びを通じて、子どもたち・大学生・地域のみんながつながる素敵な時間になりました。
作成者 法学部 山中亜紀(教授)


