[法学部] 対馬釜山実習を実施!(花松ゼミ)【釜山編】


法学部・花松ゼミ3年生11名が、2026年8月19日から23日の4泊5日の日程で、長崎県対馬市と韓国・釜山広域市でゼミ実習を行いました。ゼミの研究テーマ「地域社会の持続可能性をどう考えるか」についてフィールドワークを通して深めようと、長崎の対馬から高速船で韓国・釜山に渡りました。(後編・釜山編)

日本の過疎先進地・対馬からベタ凪の朝鮮海峡をフェリーでわずか1時間、大都会の釜山にやってきました。ゼミ生の多くが初めての海外。見るものすべてが真新しく、好奇心と違和感を混ぜ合わせながら、高層ビル群を見上げていました。対馬では「田舎の持続可能性」を実践的に考えましたが、釜山では「都会の持続可能性」を日本、とくに北九州との比較のなかで考えます。

釜山韓日文化交流協会のオ・セウンさんのエスコートで、2つのマウル(集落)をフィールドワークしました。まずは、釜山倭城や朝鮮水軍、植民地時代からのミシン産業に由来する韓服(朝鮮半島の伝統的な民族衣装)をテーマにまちづくりに取り組む来追古マウル。共同組合の会長さんにお話を伺いながら、韓服体験をさせて頂きました。その後、区の予算で作られたミシン伝統工芸館を訪問しました。

次に、朝鮮戦争の避難民がまちをつくり、カラフルな街並みと夜景、撮影ロケ地をテーマにコミュニティビジネスに取り組む虎川(ホチョン)マウルに足を運びました。有名な観光地である甘川マウルと同様に、崖のような急斜面に広がる住宅地を観光資源としてまちづくりを展開しています。丘の上層部にはマウル共同組合が運営する「星空カフェ」があり、組合員のハルモニたちのお話を伺いながら素晴らしい景色を楽しみました。カフェの経営は韓国の地域コミュニティビジネスの典型例で、本学法学部が北九州市で現在準備を進めている「高見まちづくり株式会社」事業の参考になりました。

昔ながらの市場(日本でいうところの商店街)が広がる釜山鎮市場を見学した後、最後は釜山韓日文化交流協会で釜山研究院(釜山市のシンクタンク)研究者から釜山市の空き家問題についてお話を伺いました。韓国でも空き家問題は深刻な社会問題となっており、「消滅可能性都市」に認定された釜山広域市でも例外ではありません。治安問題に直結する事件も発生しており、喫緊の課題になっているにも関わらず、日本と同様に決め手となる解決策がない現状を勉強させて頂きました。

これで充実した5日間の実習も終了。非日常空間のなかでたくさんのことを学ばせて頂きました。長旅お疲れ様でした!秋学期のプレゼンづくりに活かしてほしいです!

 

 

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作成者 法学部 花松 泰倫(法学部教授)

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