■学内・業界研究セミナー
キャリア支援室では、平成28年12月8日~22日の計11日間、32社による3年生対象「学内業界研究セミナー」を開催し、就職活動を控える多くの九国大生が参加しました。
受講した学生は、のべ564名。
ご多忙の中、各業界の動向や事業の内容を丁寧に説明してくださいました。心より感謝申し上げます。
多くの大学生は、「アルバイトの経験もしくは購買活動」でしか企業を知る手段を持っておらず、企業間取引をビジネスとするBtoB企業の存在を多く知りません。
全国には400万社以上もあるといわれる企業の中で、大学生が知っている企業はわずか100社程度。
「業界研究セミナー」は、間もなく就職活動を迎える大学3年生を対象に、企業間取引を生業とする企業を知ってもらい、応募する業界の幅を広げることが目的です。
ゼミ教員や部活顧問を通じて、参加した学生からは概ね好評でしたので、参加者の感想を一部紹介させていただきます。
男子学生M君(法学部3年:参加企業6社)
「正直、就活はまだ早いと思っていました。たまたまキャリア支援室に行ったのがきっかけで業界研究セミナーの参加を勧められました。セミナーに参加したおかげで総合商社と専門商社の違いが分かり、医療機器と自動車部品を扱う専門商社に関心をもつようになり、少しずつニュースや新聞記事にも目を通すようになりました。セミナーでは、SPIや一般常識を、多くの企業が重視していると伺いました。さっそく購入したSPIの対策本を、毎日携行し、講義の空き時間を利用して、就活に備えたいと思います。」
とM君自身が思ってもいなかった業界への発見と本学生が最も苦手とする一般常識、そしてSPIの勉強をはじめるきっかけとなったようです。
3年生対象の合同企業説明会は、来年3月から開始されます。
しかし、実際の選考は12月から開催される冬季インターンシップ(1Day)と位置づけ、積極的に参加させる大学も年々増えております。
本学キャリア支援室も全国の大学生との他流試合、「合同企業説明会」で九国大生が戦えるよう、しっかり応援したいと思います。
【記事:日浦英樹(大学職員)】