大学生になると、多くの科目でレポートの提出を求められます。また、昔から法学部に入学する学生は公務員志望が多く、最近では民間企業でも作文試験を課することが多くなっています。そこで法学部では、1年次の早い時期から、物事を論理的に考え、それを文章で表現することにより、レポートや就職活動を有利に進めるための科目を用意しています。それが「アカデミックライティング」です。
この科目では、様々な資料(文章やグラフ)を読解し、その背景を考えることにより、読解力や分析力を育成します。写真の講義風景は北九州市に関する様々な資料を読解・分析し、北九州市の長所と課題を発見しているところです。このあと、課題解決や長所を発展させるための方策を考え、レポートを提出します。なお、読解や分析は、グループで答えを共有して中身を深める作業が必ず入ります。これにより、社会に出た時に必要となるコミュニケーション能力を育成しています。