法学部・花松ゼミ夏休み実習第2弾(八女編)


9月26日(木)に法学部・花松ゼミ(3年生)13名が福岡県八女市でゼミ実習を行いました。9月上旬の対馬釜山実習に引き続き、「地域の持続可能性」を現場で考える夏のゼミ実習第2弾です。

対馬は「海の田舎」でしたが、八女は「山の田舎」。まったく違う光景と地域性に触れ、学生たちも地域の多様性を実感したようでした。星野村にある「ふみちゃんの味そ汁屋さん」で頂いた、自家製味噌と新鮮な野菜だけで作られた「だご汁」は圧巻。切り盛りする後藤富美子さんの人柄とパワーは、学生たちに八女の人の温かさと元気さを印象づけていました。

 

八女市観光振興課長の荒川真美さんからは、豊かな自然や農林業、伝統工芸を観光資源として活かす行政の取り組みについてご紹介頂きました。経験豊かな「スーパー公務員」の荒川さんには、就活や人生指導まで頂き、出された最高級茶に舌鼓を打っていた学生たちも真剣に耳を傾けていました。

また、「日本の棚田百選」にも選ばれた美しい広内の棚田にも立ち寄り、最後は八女市出身のゼミ生に同市黒木町を案内してもらいました。

 

豊かな自然の中で暮らす温かい人々と、少子高齢化に伴う人口減少が同居することこそ、衰退が叫ばれる地域の最大の「闇」です。この「闇」を現場でどのように受け止め、年末のゼミ対抗プレゼン大会でどのような発表をするのか、今からとても楽しみです。

作成者 花松 泰倫(法学部特任准教授)