法学部実習科目「リスクマネジメント実習」の一環として行われた、黒崎商店街(八幡西区)
をアートで明るくする取り組み「黒崎アートプロジェクト」の第1弾シャッターアートが
完成しました。このプロジェクトは、熊手銀天街協同組合と北九州市、九州国際大学および
有志市民の方々との協働プロジェクトで、黒崎地区の衰退リスクを実践的に考える
「リスクマネジメント実習」の履修生も参加させて頂きました。
始動当初は実行委員会でもどのように進めていけばよいか分からなかったため、コロナ禍
の8月、まずはシャッターアートで有名な佐賀県多久市を視察しました。そこで主導的な
役割を果たされている現代アート作家の冨永ボンドさんにお会いし、プロジェクトを進め
るプロセスについてたくさんの貴重なご助言を頂きました。
秋から冬にかけては、伝手を頼りながら描いて頂ける作家さんを探したり、シャッターのあ
る店舗のオーナーさんとの打合せなどがあり、そのお手伝いもさせて頂きました。
また、その後、すべての段取りが決まり、雪の舞うなかシャッターの掃除と下塗りの作業も
させて頂きました。
最終的には5人の作家さんによって6箇所のシャッターアートが完成しました。薄暗かった
商店街の雰囲気も明るくなってきました。次年度はプロジェクトをさらにバージョンアップ
し、ライブペイントやAR、壁画なども検討されています。引き続き、法学部の実習科目と
して参加させて頂く予定です。
作成者:花松 泰倫(法学部教授)