8月31日、九州国際大学現代ビジネス学会の主催による学術講演会が、3号館大教室で開催されました。演題は「本当のウクライナを知る ~過去・現在・未来」。教員・学生合わせて約50名が参加し、有意義な午後のひと時を過ごしました。講師は神戸学院大学経済学部教授、同大学国際交流センター所長の岡部芳彦(おかべ・よしひこ)氏で、わが国におけるウクライナ研究の第一人者です。2018年からウクライナ研究会の会長を務め、『日本・ウクライナ交流史 1937-1953年』(神戸学院大学出版会, 2022年4月)を始め、多数の出版書籍や論文を執筆されています。
講演のキーワードは、➀忘れてはならないこと、➁2014年の経験、➂ロシアとウクライナの戦争は30年前から始まっていた、➄魔法的リアリズム VS リアリズム。いずれもタイムリーな事例に触れながら、ウクライナの最新情勢と今後の見通しについて、本格的に語っていただきました。
なお、この6月に学内で学生自治会による「ウクライナ募金活動」が行われたのはご存じかと思います。その関係で参加学生の多くは自治会メンバーであり、講演後の質疑応答でも熱のこもった意見・質問が寄せられました。また、ゼミ連KIU(経済学ゼミナール連合)のスタッフ学生3名も、会場設営や進行のサポート要員として頑張ってくれました。この場をお借りして、併せご紹介しておきます。
(現代ビジネス学会 会長 村上真理)