[伝統神事] 前田祇園山笠の旗笹山笠巡幸が行われました。


令和5年7月2日(日)に祇園町~桃園で旗笹山笠巡幸が行われました。

「祇園祭」は、地域の平安無事・悪疫退散のため、京都で970年に初めて行われ、その後各地に祇園祭りは広まりました。
前田地区の祇園祭は1205年に初めて行われ、旗笹山笠の巡幸は1394年頃に遡ります。祇園社は八束髪神社として知られ、600年以上の歴史を持つ室町文化を伝えてきました。

山笠は本来は八色の手長旗を立てた杉勾欄の形であり、巡幸が終わると飾人形山笠に変わります。
前田地区では本宮山笠を含む四基の山笠が建てられ、2001年には北九州市の無形民俗文化財に指定されました。

祇園祭の発祥の地である八束髪神社は、戦災後に仲宿八幡宮に神霊を移されましたが、祇園祭の起源が祀られています。
本学の位置する八幡東区の地元地域では、地域の方々の健康や無病息災を願い山笠巡幸が行われています。

今後も地域に根付く文化を大切にしていきます。
※7月15日から17日の3日間は飾人形山笠巡幸、競演会が行われます。 (会場:まえだぎおん山笠通り)

【動画編集:片山柔(大学職員)】