[高校生にも分かりやすい] 法学部の講義紹介


本学法学部への受験を検討している高校生に向けて、法学部の学びについてお話します。今回は、法学部に入学した1年生が最初に履修する授業「法律学入門2」についてご紹介します。

法学部では法律の専門知識を勉強します。法律を勉強するといっても、憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法といった六法だけではありません。労働法、税法などの社会と関わりのある法律の授業もありますし、法哲学、法社会学など法の基礎に関わる授業もあります。大学にはカリキュラム(授業科目一覧)が用意されていますが、これを見ただけでは、どれから学べはよいのか迷ってしまいます。


まず、法律を勉強するなら、憲法・民法・刑法からスタートするのが一般的です。もし、日常生活に関する契約やお金の流れに興味があるのなら、民法を学習するのがお勧めです。ところが、法学部の民法の授業は「民法総則1・2」「物権法」「担保物権法」「債権総論」「債権各論1・2」「親族法」「相続法」と合計9科目もあり、とても学習範囲が広いです。

そこで、法学部1年生の春学期に開講する「法律学入門2」では、法律の中でも私たちの生活に関わる法律である民法を学習するための基礎的な知識を学びます。具体的には、法律初学者の皆さんに分かりやすいように、法律初学者向けの教科書と授業プリントなどを使って、身近な設例を通じて、民法の世界を説明しています。そして、民法を学ぶことで、よく耳にする話題やニュースなどもより面白く理解することができます。

高校生までに法律を学習する機会は少ないため、大学生になって法律を勉強することに不安になるかもしれません。本学法学部では、これから法律を勉強したい皆さんのために、法律を理解しやすくする学びの仕組みをたくさん用意しています。

 

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作成者 法学部 髙野雄史(助教)