【KIU IC】第1回日本語スピーチコンテストを開催しました


1月24日(水)KIUホールにて、本学の外国人留学生による
第1回日本語スピーチコンテストを開催しました。
初回となる今回のコンテストには、6名の精鋭の留学生がエントリー。
「私と日本」のテーマのもと、日頃の日本語学習の成果や日本での体験を、
思い思いの形で披露してくれました。

 

出場者のみなさんは、5分以内でスピーチを発表します。
審査員を務めるのは国際センター長のケンプ先生と副センター長の呉先生です。
スピーチの内容や展開の組み立てなどの言語的表現に加え、発音・語彙力などの日本語能力、
また目線や態度といった非言語的表現を含めて総合的に審査していただきます。

 

  
パワーポイントを上手に使って表現してくれた学生も。

  
この日に向けて、一生懸命練習したことが伝わるスピーチばかりでした。

  
笑いあり、涙あり、鮮やかな気持ちが伝わる色とりどりのスピーチが聞けました。

 

最優秀賞である金賞に選ばれたのは、韓国出身の交換留学生パク・ジュユンさん(地域経済学科3年)。
コロナ禍で進路変更を余儀なくされたことから、交換留学生として過ごした密度の濃い1年間までを、
見事なスライドで表現してくれました。

銀賞にはベトナム出身のチュ・ティ・キム・チンさん(国際社会学科2年)が選ばれました。
ドキッとする冒頭のつかみが印象的で、温かい語り口で包み込むようなスピーチを届けてくれました。

銅賞はネパール出身のボラケ・サンギタさん(地域経済学科4年)。
日本語学校時代、九国大の広告コピーを見て「この大学なら自分を成長させてくれるはず」と思い
九国大を選んでくれたというエピソードには、その場にいた教職員一同の目頭が熱くなりました。

 

  
惜しくも入賞を逃した方々もそれぞれ素晴らしいスピーチで、
審査を担当されたケンプ先生、呉先生は採点に大変苦労されたそうです。
授賞式に続く講評では、スピーチの構成や表現方法などのアドバイス、
今後の日本語学習に活かせるヒントをたくさんいただきました。

日本語スピーチコンテストは来年度以降も実施される予定です。
入賞をめざして、今後も多くの留学生のみなさんが参加してくれることを願っています。

*参加者のみなさん
地域経済学科4年 ボラケ・サンギタさん
地域経済学科3年 グエン・ホン・クアン・ニャットさん、パク・ジュユンさん
地域経済学科2年 グエン・フォン・アインさん
国際社会学科2年 チュ・ティ・キム・チンさん
国際社会学科1年 トー・ホアン・アインさん

*参加者の感想
・楽しかった。みなさんと交流できてすごくいいことだと思う。来年度もたくさんの留学生がいたらもっと楽しくできるかな。
・とてもよかったです。自分の話をしっかり話すことができて、また先生たちの意見やアドバイスをもらえて参加してよかったと思いました。「勝ち負け関係なく一生懸命やることが大事」
・はじめてスピーチコンテストに参加しました。とてもきんちょうしてできないかなと思いましたが、やっと最後までできて楽しかったです。

 


 

スピーチコンテストの審査中は、キャリア支援室中本さんによる日本の就職活動についてのお話し。
海外と異なり、日本の新卒就職活動は独自のルールやマナーが存在します。そんな就職活動についての
基本の「き」を分かりやすくレクチャーしていただきました。
 


※この催しは独立行政法人日本学生支援機構の留学生地域交流事業の一環として
採択され、公益法人中島記念国際交流財団からの助成金により実施されました。

(国際センター事務室)