「プロジェクト活動に取り組む」藤井大輔(国際社会学科 准教授)
※前回までの記事まとめ
毎年2〜3月の春休み期間を利用して、現地訪問を行います。先に書いた通り、この企画・準備も学生たちが行います。小学校3校に訪問し、絵本の贈呈と小学生との交流を行うことはもちろん、せっかくのカンボジア渡航ですから、アンコールワット遺跡群を中心とした歴史や社会を学ぶエクスカーションもあります。航空券の手配やここ何年か活動を助けてくれる現地ガイドの方と打ち合わせをし、小学校との連絡も含めて、準備をします。
小学校では、絵本の贈呈とともに小学生に絵本の感想を尋ね、先生方に学校の現状を伺います。同時に次年度どのような絵本が読みたいかということを先生と生徒双方からヒアリングします。こちらが「読んでほしい」というものと組み合わせながら次年度は考えることになります。
また交流プログラムでは、主に小学校で取り組めていない音楽や体育といった情操教育をメインに置いた活動を考えます。年度によって担当する学生の得意分野とあわせて作り上げることが多いです。
次回はいくつか具体的な交流プログラムについて紹介しましょう。
(つづく)