[ゼミ] カンボジアの小学校に絵本と笑顔を届ける(6) -Book to Read-


「みんな初めての国際協力」藤井大輔(国際社会学科 准教授)
※前回までの記事まとめ


Book to Readプロジェクト(B2R)の協力対象の小学校は3校あります。これらの小学校との関わりを何回かに分けて紹介しながら、国際協力について考えてみたいと思います。
この連載の最初に紹介した通り、初めて絵本を贈ったのは、2011年の海外社会実習で訪問した小学校でした。実習では、生徒たちに環境教育を先生方と共に行っている日本のNGOの活動を見せてもらいました。その中で図書館に足を踏み入れたことがきっかけとなりました。帰国後に学生の思いをNGOを通じて伝え、小学校の先生方から「是非」という返事をもらいスタートしたのです。
実は当時で10年ちょっと国際協力に関わっていた私自身も現地に直接支援する、いわゆる開発協力活動は初めてでした。学生のやりたいことを形にする作業を福岡の先輩NGOの皆さんにお話を伺いながら、現地のNGOに相談して進めたことを思い出します。改めて学生の「取り組みたいという思い」に引っ張ってもらったなと感謝しています。
(つづく)