2024年12月7日(土)、北九州エマージェンシー(KED)2024が九州国際大学にて開催されました。
事前準備を通して学生スタッフは「防災」について深く考え、KEDを成功させるために「自分たちに求められること」について、お互いに意見を交換し合っていました。短い準備期間ではありましたが、積極的にコミュニケーションを取り合い、SNSを活用してスピーディーにタスクをこなす学生たちは、大変心強い限りでした。
いくら事前に準備をしていても、予想外の何かが起こってしまうことがあります。本番当日、事前の計画とは違う状況に戸惑うこともしばしばあったようですが、それでも学生スタッフそれぞれが周りの状況を的確に把握し主体的に動いている姿がとても印象的でした。
短い期間ながらもしっかりと準備をしてきたことが形となったもの、それがKED2024と言えるでしょう。これを通して得た様々なことを、今後いろいろな場面で活かしていってもらいたいと思います。
KED終了後、学生スタッフたちと対面・オンラインを通じて振り返りを重ねました。ディスカッションは、主要テーマである「未来を守るための知識と体験」の大切さを再認識する良い機会となりました。今回、スタッフの多くは、学生自治会のメンバーが務めてくれました。KEDの事前準備から当日、そして振り返りまでの活動は、「防災」に関わる知識を超えて、「リーダーシップ」も高めてくれるものとなりました。学生たちの今後の成長と活躍が楽しみです。
【学生スタッフの感想】
・現代ビジネス学部地域経済学科1年 増田文香さん
短い間でしたが、よりよいものになるように事前準備を入念に行うことができました。疑問点をそのままにせず先生方に質問したり学生間でも話し合ったりといった準備をしっかりと行えたことで円滑に進めることができ、自分も開催に向けての話し合いや資料の用意など積極的に動くことができたと思います。また、当日の活動を通して事前準備が足りなかったところの反省点も見えてきたので、それを今後に活かしていきたいです。
・現代ビジネス学部地域経済学科3年 藤井歩希さん
私は事前準備として、大学総務室の方へのご挨拶や先生方とのお打ち合わせをさせていただきました。お話をいただいてから約1ヶ月後に本番と言う短期間での準備が必要な中で学生スタッフ間や先生方とのコミュニケーションは円滑に図れていたのは、とても良かったと思っています。一方、当日の流れや企画の全体像が上手く把握することができずに、告知が遅くなったのは反省点だと感じています。
・現代ビジネス学部地域経済学科2年 京久保萌乃香さん
無事当日を迎えることが出来ました。ギリギリの準備になりましたが、学生スタッフ一人一人が臨機応変に今何をするのがいいのか考えて動いたため、多少の予定変更はありましたが、対応することが出来ました。お互いに声掛けもよくできてたと思います。当日それぞれ動いてみて各自で反省すべきところ、長所を活かすことができたところがあると思います。また今後の活動に活かしたいです。
・現代ビジネス学部地域経済学科1年 豊野直さん
今回、スタッフとしてKEDに参加し、自分自身も良い経験をすることができました。最初の予定とは大きく異なる形での開催になり
ましたが、一人一人が『自分のするべきこと』を考えて、積極的に動くことで、無事に会を終えることができたのだと思います。その反面、「3つのプログラムに対し、時間の経過と共に参加者が減少してしまったこと」な
ど課題もありました。今回の反省は、これからの自治会の活動に活かしたいと思っています。
・現代ビジネス学部地域経済学科2年 庄島 渚さん
この1ヶ月の準備期間を振り返り、短期間ではありましたが学スタや大学の先生方、講師の方とコミュニケーションを取る機会が非常に多くあり綿密に話し合うことの大切さを改めて実感しました。今回出た反省点は私が所属している学生自治会でのイベントに大いに活かすことが出来ると考えております。告知をし更に集客を図ること、会場レイアウトなど事前準備を大切にしたいと思います。
・現代ビジネス学部国際社会学科2年 辻萌々花さん
このKEDを通して、約1ヶ月という短期間での準備でしたが、多くの学びを得ることができました。また、学スタ各々が個性を発揮し、意外な一面を見せた人がいたりと参加者や学スタにとっても非常に充実したイベントだったと思います。そして、この得た学びをそのままにせず、様々な場面で活用していけるよう頑張っていきたいです。
(記事:現代ビジネス学部教授 川脇慎也、同学部准教授 大澤健司)