法学部リスクマネジメントコースの実習プログラムとして、「HUG訓練」を八幡東区役所総務企画課の方々のご指導のもと実施しました。
「HUG」とは避難所(H)・運営(U)・ゲーム(G)の頭文字をとったもので、避難所で起こりうる状況を理解し、その運営を参加者で考える机上のシミュレーションゲームをいいます。
最大震度6強の地震が北九州市小倉北区で発生したという想定で避難所運営ゲームが始まります。
学生は1グループ5、6名に分かれ避難所運営者となって、避難所となった小学校を居住空間にするための配置をカードを使って疑似体験していきます。
いくつかの事態を想定してカードを配置していきますが、持病のある人、外国からの旅行者、ペットと一緒に避難してくる人など、さまざまな異なる背景の人たちが避難してくると、そのすべてにどうやって対応すればよいのか悩みます。
それぞれのグループが作成した避難所運営の成果と課題を最後に発表します。
参加した学生は、訓練を楽しみつつ、避難所運営の難しさを実感しているようでした。
作成者 法学部 礒村 英司(准教授)