[留学生] 吉川育英会に選ばれました!-アレアルト フロレス ファクンド オマルさん(Argentina)-


九州国際大学 現代ビジネス学部 国際社会学科2年生のアレアルト フロレス ファクンド オマルさん(以降、ファクさん:アルゼンチン出身)「公益財団法人 吉川育英会」の奨学生に選ばれました。
吉川育英会奨学生には、毎月5万円の奨学金が2年間も給付される予定です。

奨学生に決定したファクさんを取材しました。

Q.九州国際大学を選んだ理由を教えてください。
A.(ファクさん)子どもの頃から日本のアニメやゲームに触れているうちに、日本の文化に興味をもつようになりました。
 ポケモンやドラゴンボールのアニメは、スペイン語に吹き替えられているので、子どもから大人までみんな観てました。
 ある時、Youtubeで日本語版のドラゴンボールを初めて見たときは、日本語の響きがイメージと違い過ぎたので衝撃を受けました。日本語の響きにも少しずつ慣れてきて、むしろ好きになってきたので、2016年から本格的に日本語を勉強するようになりました。
 九州国際大学を選んだのは、国際関係の勉強がしたかったからです。
 異なる国が文化や宗教などの価値を越えて、自国の利益を重視するプロセスを学びたかったからです。

Q.留学について家族の理解はありましたか?
A.(ファクさん)お母さんは、地球の裏側に留学することを心配していました。ただ、アルゼンチンに残ることが自分にとってのベストではないことを感じていましたので、一生懸命に説得しました。とにかく自分の人生に変化が欲しかったから、強い決意で留学することにしました。

Q.卒業後の目標を教えてください
A.(ファクさん)日本で得た知識を使える仕事に就きたいと思います。できれば英語かスペイン語の語学教師になれればと考えています。ちなみにTOEICスコアは800点です。ただ、今は卒業することに集中するつもりです。

Q.大学生活は充実していますか?
A.(ファクさん)入学早々、コロナで授業がオンラインになり、なかなか友達もできずネガティブになったこともありました。でも昨年、報道部サークルの方に誘われて、ようやく自分の居場所ができて安心しました。
 報道部では、毎週水曜日の18:30から小倉井筒屋横の船場広場ステージで路上ラジオ「ぶっちゃけ!」を放送しています(30分間放送)。北九州市のイベントや市政だよりの情報をマイクでアナウンスするので、「北九州通」になりました。どのサークルに入ろうか迷っている1・2年生は、ぜひ入部してください。

Q.最後に吉川育英会奨学生に選ばれた感想を
A.(ファクさん)留学生は経済的な理由から修学することが簡単ではないので、吉川育英会奨学生に選ばれて本当にうれしいです。しっかりと勉強して、卒業後は恩返しできるよう活躍したいです。

【記事:日浦英樹(大学職員)】