[ゼミ] 2022.11.26 合気道部がKIUプレゼンバトルに参加しました


みなさん、こんにちは。合気道同好会です。11月26日に行われましたプレゼンバトルに参加しましたので、再度見返せることができるように、パワーポイントをまとめ直しました。合気道について、私たちの活動について、少しでも知っていただけたら、嬉しいです。

今回は、合気道同好会の活動報告とコーチオブザイヤーに入賞したウィリアムズ師範の指導について、ご紹介します。まずは、私たちの自己紹介、合気道とは何か、活動紹介、指導について、演武の順にご説明します。

私たち合気道同好会は、2018年12月に立ち上げ、ウィリアムズ師範と外部コーチのご指導のもと活動しています。ほぼ、皆が初心者からのスタートにかかわらず、半年に一回ある昇級、昇段審査にて、二人が初段、二人が3級、一人が6級を取得し、計7名が有級・有段者です。
また、私たちは、大日本武徳会という総合的な武道団体に所属しており、智心流兵法合気道という流派の合気道を学んでいます。

合気道とは、関節技・投げ技を中心に構成されており、自分の力ではなく、相手の力をいただいて相手を制すというのが、特徴です。また、試合がなく、相手との優劣をつけることがありません。結果より残心や礼儀などを重んじています。
先ほど申し上げたように、関節技や抑え技などの組手の稽古が中心ですが、合気型や合気基本、木刀や杖、小太刀といった武器を使用することもあります。

次に活動紹介です。私たちの活動は、普段の稽古だけではなく対外的にも活動しています。まず、橘祭への参加は、三年前の2018年からで、タコスの屋台も同時にはじめました。そして、このプレゼンバトルも去年からの参加になります。
2020年には、師範と外部コーチを含む合気道同好会が、大日本武徳会の正式な道場として認められました。他にもアメリカの方々とのオンラインでの稽古に参加したこともあります。去年の秋には、黒崎商店街のイベントで、演武をさせていただいたり、地域交流の一環として、黒崎コムシティにて、英語で子供たちに合気道を教えるというユニークなイベントを行いました。

直近では、今年の四月に大日本武徳祭に参加しました。大日本武徳祭は、世界各国から所属している団体が集まり、空手道、居合道、剣道、柔術、槍術、合気道など様々な武道の演武があります。

また、一番身近な目標として、昇級審査があります。すでに、卒業生2人が黒帯、五人が有級者で、三級、六級、七級、八級をそれぞれ取得しています。
級が上がるごとに、白、黄、緑、青、茶、黒と色が濃くなっていきます。

次に、ウィリアムズ師範がunivas awardsに入賞したことについてです。univas awardsとは、競技成績をはじめ、学業充実や安全安心、大学スポーツの盛り上げなどに著しい成果をあげた人や団体に贈られる賞のことです。
この、univas awardsの部門のひとつであるコーチ・オブ・ザ・イヤーに、ウィリアムズ師範が入賞しました。コーチ・オブ・ザ・イヤーとは、人材育成や競技力向上に尽力した指導者を表彰する賞です。合気道同好会の活動を通じ、ウィリアムズ師範の指導において重視されている、感謝の心や礼儀作法を実践すること、橘祭での演武を目標にすること、級を短期間で取得させることなどが、あらためて評価されたものだと思います。
次に具体的な指導内容についてです。

主な稽古の流れとして、①師範と部長でお手本を見せる②各自で技を実践する③各自で実践する中、師範が個別的・具体的に指導するというありきたりな方法です。しかし、難しい技を行う際、師範をマネして空で、相手を想像して動いてみることや、なぜこうなるのかという理屈を分かりやすく説明してくれるという点が、指導の特徴だと思います。

今の流れのように、合気道は、基本技や呼吸技といった技を学ぶ武道でありますが、技をつうじて、感謝の心や礼儀作法、残心を学ぶ場にもなっています。最後まで気を配ることを大事にする残心、武器を使用する際は剣上をすること、道場に入る際の一礼など、技以外の武道としての精神も大切にしています。
さらに、ウィリアムズ師範の指導を受けて、特徴的だと感じた点がいくつかあります。まず、稽古は真剣に緊張感をもって臨む必要がありますが、師範がちょっとしたジョークなどを挟み、ほどよい緊張感をもって、稽古することができます。
また、師範の指導を頂く際、必ず良い点を見つけてもらえます。このポジティブさに共通することとして、反省会があります。演武や講習会が終わった後には、必ず反省会を行いますが、後悔としての反省ではなく、次に生かすための反省を行います。

つぎに、合気道指導の前提として、『道』について、合気道をどう捉えるべきかを考察してみました。
私が考えるに、合気道の『道』とは、結果でなく過程や内容を重視することから、自己に向き合うことであると捉えています。分かりやすくするため、過程を重視する場合と結果を重視する場合を対比してみました。
合気道は、試合がないことから特に、過程や中身を見る武道といえます。換言するならば、絶えず自分自身をみつめることです。過去、現在、未来が、常に地続きであるといえます。

一方、結果を重視する場合、人と比べたり、ただ強くなりたいと考えがちです。これは、評価基準の軸が他人にあり、ありのままの自分をみれない可能性が高いといえます。過程の場合と比べると、過去、現在、未来が断片的になっています。
最後に、道としての合気道とウィリアムズ師範の指導についてです。
以上、見てきたように、合気道の“試合がなく結果が出ない”という特殊性は、試合メインではなく、日常的に行う稽古がメインであるとして、一回一回の稽古が大切にされます。このため、一つ一つの稽古において、感謝の心、礼法、残心などが稽古ごとに、磨かれていく必要があるわけです。
これらの指導を行うにあたり、より本質的な内容を求められるため、ハードルは高くなるものの、日常生活において非常に役立つ教えばかりだと思います。たとえば、相手を思いやる心、感謝の心などといったことを、稽古の中で克服していくことで、人間形成や自分と向き合うことにつながると考えています。

当日の様子を撮影しております。ぜひ、ご覧ください。
(https://www.youtube.com/watch?v=hs2_XU-r5BQ)

以上で説明を終わります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【山内康平】