[高校生にも分かりやすい] 法学部の履修モデル


本学法学部への受験を検討している高校生に向けて、大学での講義科目の選択についてお話します。
大学では、受講する科目を自分で選ぶ必要があります。卒業までに必要な単位数は、124単位(入学年度によって若干異なります)です。新入生にとって自分の将来を見据え、受講科目を選び時間割を作る作業は難しく感じると思います。
必須科目とは、卒業までに必ず受講し単位を取る必要のある科目です。教養の基礎科目から6単位、外国語から4単位が必要です。1年生は法学部の専門科目から6単位の取得と、受講が必要な準必修科目が4単位あります。2年生になると、必修科目が4単位と、準必修科目が2単位必要です。整理すると、必修科目20単位+準必修科目6単位以外に、卒業まで約100単位分の科目を選ぶ必要があります。

大学で開講される科目を選び、時間割として登録し、講義を受講して単位を取得することを「履修(りしゅう)」と言います。この履修のポイントは、自分の就きたい仕事に関する科目、興味のある分野の科目、資格取得に関わる科目など人それぞれによって違います。自分の将来像に合った効率的な履修とその計画は、限られた大学での時間を有効に使うために大切です。

法学部では、皆さんの将来像から5つのモデルを想定し、科目選択の指針を示す「履修モデル」を用意しています。

モデル①警察官・消防士になりたい
モデル②市役所などの行政職員になりたい!
モデル③ 民間企業で活躍したい!起業したい!
モデル④ 資格を活かせる仕事がしたい!
モデル⑤ 1・2年生での将来探求

行政職員などを志望する学生へ、行政学・政治学や地方自治法などを中心に講義選択の指針を示しています。

 

資格取得や大学院(ロースクール)進学を志望する学生へ向けた、講義選択の指針を示しています。上記モデル②と比較してください。履修モデルは、皆さんの将来像に沿って効率的に履修計画を立てる指針です。

まだ将来像を探求している方には、1・2年生の間にモデル⑤で包括的な履修方針を示しています。

皆さんは何処かで、「モラトリアム」という言葉を聞いたことがあると思います。
大学生にとっての「モラトリアム」とは、卒業し社会に貢献までの猶予期間を指します。
大学生の時間は、自分自身で学びたいことを選べる限られた時間と言えますね。
履修モデルを通じ、限られた皆さん時間を有意義に活用できることを願っています。

 

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作成者 法学部 水井雅彦(教授)