[CoIN] 国際大学間の未来ネットワーク-ホテル業の人材不足、解決策について提案-「観光ビジネスアイデアコンテスト」


去る2023年12月4日(月)に、本学が加盟する「国際大学間の未来ネットワーク」において、「観光ビジネスアイデアコンテスト」が開催され、本学現代ビジネス学部地域経済学科(崔ゼミ2年生)の松浦祥大君と(村上ゼミ2年生)TRAN NHU SANG君が本学を代表して発表しました。(開催場所:城西国際大学紀尾井町キャンパス3号館国際会議場)

この国際大学間の未来ネットワークは、城西国際大学を中心に、SDGsの視点のもと、国際大学の教育研究活動の支援等を目的に「国際」を冠する大学で結成された広域連携ネットワークです。本学は、2019年のネットワーク設立当初から加盟しており、現在の加盟大学は城西国際大学と本学のほか、関西国際大学と札幌国際大学です。

今回の「観光ビジネスアイデアコンテスト」は、加盟各大学が「観光学科」あるいは「観光コース」を擁していることから、そこで学ぶ学生が学修成果を持ち寄り、SDGsの視点を踏まえつつ発表することで、コロナ禍で打撃を受けた「観光」産業の再生と再興の一助となるように企画されたものです。

コンテストの審査には、加盟4大学の学長のほか、株式会社ジェイアール東日本企画、株式会社JTB、日本航空株式会社、東日本旅客鉄道株式会社の4企業が参加し、発表内容の斬新性、採算性、論理性、地域との親和性、持続可能性を基準に審査評価が行われました。
コンテストの発表は、まず城西国際大学チーム、次に札幌国際大学チーム、3番目に本学チーム、最後は関西国際大学(学生1人での発表)の順番で、1チーム15分を目途に実施されました。

まず城西国際大学チームは、「キキシル(仮称)―開発とそのビジネスモデル構築」という電動車いすによる観光研究をテーマに、企業と共同開発をした電動車いす専用の観光案内アプリについて発表した。
次に登壇した札幌国際大学チームは、「地域の人手不足を旅で解決・ぶどう収穫ボランティアツアー」という家族で楽しむバスツアーをテーマに、北海道仁木町のぶどう収穫の際の人手不足をそのバスツアーに参加した家族で埋める企画を発表しました。
3番目の本学チームは、「ホテル業の人材不足について」と題し、人手不足というホテルの現状を紹介するとともに、ホテル従業の印象についてアンケート調査を行い、そこから人手不足の原因を探求して、その解決策を提案しました。
最後の関西国際大学は、「リトリートの島・淡路―五感で味わう大人女子の癒し旅」という淡路島観光を題材にしたもので、内容は日帰り客が多く、宿泊客が少ないという淡路島観光の現状解決を目指し、精神的ストレスの多い大人女性をターゲットに、ツアー内容を企画した発表でした。

審査の結果、最優秀に選ばれたのが札幌国際大学で、仁木町の地域活性化につなげる企画になっていること、食育アンケートを通じて家族をターゲットにしており、シニアでツアー成立を確認した点等が、企画が斬新で実現可能なプランになっていると評価されました。

残念ながら、本学チームは、最優秀に選ばれませんでしたが、発表してくれた松浦君とSANG君は、集まった聴衆を前に堂々と論理的内容で発表を進めてくれました。この発表の機会は、二人にとって貴重な経験になったと思います。今後の二人の活躍に期待したいと思います。