[ゼミ] カンボジアの小学校に絵本と笑顔を届ける(3) -Book to Read-


「プロジェクト活動に取り組む」藤井大輔(国際社会学科 准教授)
※前回までの記事まとめ

Book to Readプロジェクトは、カンボジアの小学校に絵本と笑顔を届ける活動ですが、実際の活動は国内で取り組むことがほとんどです。
形式的には国際協力をテーマに学ぶ私のゼミ(主に3年生)の活動となっていますが、希望する学生は誰でも関わることができます。実際、これまでも他学部や他学科の学生たちが一緒に取り組んできました。

具体的には、届ける絵本の準備と現地での交流プログラムの企画・準備、そして現地訪問の日程とカンボジアについて学ぶためのエクスカーションの企画も行います。基本的には、先輩たちの経験と情報を元に準備を進めます。前年度の活動に協力したり、現地訪問する学生もいます。ただ基本的にすべてを自分たちで行うため、準備にかかる必要経費もまた自ら調達することも活動のひとつです。毎年10~15万円の活動資金をいかに確保するか?というのは大きな課題となっています。やりたいことと財布を見比べながらの活動です。
このように考えると、このプロジェクトはゼミを中心とした大学のプロジェクトでありながら、大学内とはいえ、NGO(国際協力を行う非営利組織)としての活動とも言えるかもしれません。
(つづく)