おっと、しーっ、お静かに。試験時間中でした。
今ゼミ生たちが、時間を計りながら試験問題を解いているところです。
何の問題かですって?
ゼミ生たちが取り組んでいるのは、法学検定試験の問題演習です。
英語に英検やTOEICといった検定試験があるように、法学にも検定試験があります。試験範囲は、法学入門、憲法、民法、刑法の4科目。およそ日本の法学部生であれば必ず学ぶであろう、法学部の基本科目が対象になっています。また、人によっては、将来の進路として、公務員試験や国家資格試験などを目指すことにもなりますが、そうした試験と法学検定の試験範囲とが重なる部分も多く、そのための基礎固めや、これまで大学で学んできたことの確認という位置づけができます。
法学検定試験は、毎年11月の終わりに実施されます。本学は団体受験の対象大学にもなっているので、法学部としても学生には受験を推奨しているほか、今年は本学も試験会場の1つになっています。今年もゼミ生の中に受験にチャレンジする学生がいるので、これに合わせて、ゼミでは秋学期になってから問題演習に取り組んできました。受験予定の無いゼミ生はもちろん、既に昨年のうちに合格しているゼミ生もいるのですが、そうした場合はしばらくのお付き合い、大学で学んできたことの復習ということと割り切っていただくことにして、ゼミ全体でこれまでの法学部での学びを振り返っています。秋学期冒頭に、模擬裁判が終わったので、今学期は何しようか、ということをゼミ生で相談した結果です。
今回はこの辺まで。また次回レポートをお楽しみに。乞うご期待。
作成者 法学部 鈴木博康(教授)