[法学部]こんにちは。「模擬裁判ゼミ」です。(鈴木ゼミ)


模擬裁判ゼミでは、秋学期の裁判傍聴に刑務所見学といったフィールドワークも終わり、この1年間の学びのまとめの時期に入りつつあります。そして、その学びの成果をみんなの前で発表しようというのが、法学部の全3年生が必ずどこかのゼミに所属し、その全ゼミ(専門演習A)が参加する、プレゼン大会なるイベントです。

少し余談ですが、今ではすっかり、九国大の毎年恒例のイベントとなったプレゼン大会も、以前はここまでの大きな実施規模ではありませんでした。

もともとは、法学部の1年生のゼミから始まったプレゼン大会ですが、今では法学部の2、3年生のゼミはもちろん、他学部にも広がり、各学部学科各学年ごとに全学的に実施しているイベントとなっています。先日は大学祭の折にも開催されていましたね。指導に関わる教員としてもプレゼン大会の開催はなかなか大変なのですが、複数学年を担当してきた教員の立場からすると、学年が上がるにつれて、学生たちの報告内容が格段に進化しているのがよくわかり、教育効果の高いことが実感できます。「ゼミの九国大」を標榜し、少人数、ゼミ教育に力を入れている、九国大ならでは、の教育の姿なのだと思います。

われわれ模擬裁判ゼミでのメイン活動は、やはり夏のオープンキャンパスに披露した模擬裁判「赤ずきんちゃん」でしょう。改めてゼミ生たちは、自分たちの模擬裁判について見直しをしています。検察官の主張する公訴事実、これに対する被告人・弁護人の反論、そして双方の主張の争点……。

秋学期にフィールドワークを通じた学びもあったゼミ生たちにとっては、夏の模擬裁判開廷時よりも経験値が上がり、自分たちが創作した模擬裁判を客観的に評価・振り返りができるようになっているはずです。恐らくこれからまとめる発表内容にも、一段と深みが出ているのではないでしょうか。プレゼン大会本番まであとわずか、果たしてどんな発表になるか、ゼミ教員としてもワクワク、ドキドキです。

今回はこの辺まで。また次回レポートをお楽しみに。乞うご期待。

 

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作成者 法学部 鈴木博康(教授)