熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの体が適応できないことで生じる様々な症状の総称です。軽度の場合は、頭痛やめまい等の症状が見られ、重くなるにつれて吐き気を感じたり、意識障害をおこすことがあります。そして、屋外だけでなく、室内でも発症することがあるので、注意が必要です。
以下の注意事項を参考に、睡眠や食事などに気を配り、熱中症を予防しましょう。
<日常生活での注意事項>
①暑さを避ける(エアコン、日陰、日傘・帽子の利用等)
②服装の工夫
汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服を着ましょう。また、襟元はなるべく緩めて、熱気や汗が出て行きやすいように通気して下さい。
③ 朝ごはんを食べましょう。
朝ごはんは、とても重要です。1日の最初に食べる朝食で、水分と塩分をしっかり補給しておくことで、その後の水分不足や塩分不足を予防することができます。
④ 規則正しい生活を心がけ、しっかり睡眠をとりましょう。
夏の睡眠不足は、熱中症のリスクを高くする可能性があります。睡眠時間が、普段より約1.5時間短い状態で翌日に運動をすると、体温が高く、汗の量も多くなり、体温調節機能が低下します。日中の環境や行動だけでなく、夜間の睡眠環境を整え、しっかり眠ることが大切です。
⑤ こまめに水分を補給しましょう。
運動前には予め、水分を補給しましょう。
たくさん汗をかいた時は、スポーツドリンクや塩あめなどで水分とともに塩分も補給して下さい。
⑥ 体調を考慮して行動しましょう。
熱中症の発生は、その日の体調が影響します。前の晩にお酒を飲みすぎたり、朝食を抜いた状態で暑い所に行くのは避けて下さい。
また、風邪で発熱していたり、下痢症状がある人なども熱中症をおこしやすいので、その日の体調を考えて行動して下さい。
熱中症になった時の対応等、詳しくは下記HPを参考にして下さい。