2025年1月16日(木)、法学部2年生の必修科目である「法律学基礎セミナー」でプレゼン大会が実施されました。
「法律学基礎セミナー」とは20名程度の少人数ゼミで、法学または政治学の基礎的な知識を身につけることを目的としています。授業では、法学・政治学分野における重要なテーマに関する共通の文献を読み、レジュメにまとめ、論点ごとにディスカッションを行い、レポートを作成しています。そして、1年間の学びの総括として、ゼミ対抗のプレゼン大会を実施しています。
2024年度は主に以下のテーマで発表が行われました。
・「旧姓の通称使用」
・「オーバーツーリズムによる観光地への被害の改善」
・「安楽死を法制化すべきか」
・「同性婚は法律で認めるべきか」
・「トランスジェンダーとスポーツ」
・「緊急事態条項の導入をめぐる課題」
本プレゼン大会では、法律学基礎セミナーの共通教材で学んだ内容(「法と道徳」「法的安定性と具体的妥当性」「立憲主義と多数決民主主義」「公共性」)を参考にして、学生が自ら課題を設定してプレゼンをおこないました。社会の様々な問題について、問題の背景を丁寧に調べて、自分たちなりの考えや問題解決策を発表しており、1年間の学びを通じて修得した課題解決力を発揮することができたと思います。
プレゼン大会での経験を将来の様々な場面で活かしてもらいたいと思います。
作成者 法学部 髙野雄史(助教)